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なぜ、文化財復元なのか?
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私は最近、神や魂や、意識と言う話ばかりしている。
 
それが仕事にマイナスであることは、十分に承知している。
 
しかし、それでも私ははっきり言いたいことがある。
 
 
 
われわれ現代人は、科学の進歩が、人類を進歩させていると誤解している。
しかし、我々は明らかに「退化」していると私は感じている。
 
よく、文化財の物質的な価値として「匠の技」が取り上げられ、その技術の高さは現在ではとても及ばないと言う話は聞く。
 
しかし、その「」は、決してその職人の「精神レベル」の高さとは無関係ではないと、私は思う。
 
 
そこにはその人の「思い」の高さがその物質に込められていると、私は信じているのだが、私の持論は「文化とは人の精神的な営み」であり、「文化財とは、それを『形』にしたもの」だと思っている。あるいはそれを『記録』したものともいえる。
 
 
だとするなら、その技において、劣る現代人が、果たしてその当時の人よりも「精神性」が高いと言えるのだろうか?
 
 
何度も例に出すのだが、エハン・デラヴィ氏は40年前に日本に来たとき、昔の日本人が居たと言う。
つまり「精神文化の高さ」を持った日本人が・・・
 
 
その彼ははっきり現在の日本人は、当時の精神性を忘れてしまったと言う。
 
また、彼は世界中の古代遺跡を回っているのだが、エジプトのスフィンクスは、エジプト文明以前の存在であり、日本の明日香にある「酒船石」も明日香時代以前からあったはずだと言う。
 
我々の常識では信じがたいが、それはありうる話だと私は思う。
 
 
 
そんな昔、そんな技術を持つ古代人が居たとすれば、彼らは現代の我々を笑っていてもおかしくないだろうか?
 
 
 
話は少し変わるが、facebookの「友達では?」と言う紹介で、そこに映し出された人の名前は、確かに見覚えのある名前である。
 
その人の名前は、確か10年以上前に一時やり取りをした中国女性なのだが、なぜその人の名前がfacebookに載っているのか?
 
私は恐ろしくなった・・・
 
 
ネットの情報は明らかにgoogleの検索やヤフオクでのチェックや、Amazonでの検索結果が筒抜けになっており、その内容に応じた広告が表示されたりする。
 
 
これも不快であるが、それ以上にfacebookで「友達では?」と表示された人の名前は、もう10年ほど前のメールのやり取りの記録が、パソコンに残っているだけなのにもかかわらず、その情報が筒抜けになっているわけである。
 
こんな管理社会が果たして「進化」と言えるだろうか?
 
よく言われるように、ある日突然「国家反逆罪」として何もしていないのに逮捕される日が来るのも、間違いなく近未来と言える。
 
だからこそ「操られている」という事に気が付く必要があるし、また先人と呼ぶべき精神性を持った人々が残した「文化財」から、当時の人々の精神性の高さを学ばなければ、我々は自滅するのも時間の問題ではないだろうか?
 
また、物質とは幻であり、単なる波動として存在するとしたら、物質に拘らず「デジタル」は物質を伴わず、朽ちることがないと言う特徴を持ち、その先人の精神性を後世に伝えるのに向いていると私は信じている。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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