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聖なる国、日本  エハン・デラヴィ   その1

005
昨日は著者の半生に触れたが、この本の前半は彼の生い立ちと、彼が日本にたどり着くまでの旅について触れているのだが、それはヒッピーとして金も持たずにヒッチハイクで世界中を旅しているが、その中で得られたものの一つが「絶対に何とかなる。何があっても生きていける」という自信が生まれたという。
 
そしてその事は頭で判っているだけでは、本物の自信ではないという。
自分でそんなことは判ってた気でいると、40代で同じ問題に必ずぶつかるという。
それは将来への不安とか心配とかという形になり、鬱病になるという。
 
彼は自分の魂を動かされるような探求の旅の中で、身をもって実感したという。
 
 
確かに私もそれは判る。
 
私自身、この仕事を続けながら、いつまでも続く苦労に、どうしても不安が伴ってきた。
しかし、高橋信次の本を読むうちに、「心の安定」が少し得られ、不安な思いもずいぶん薄まった。
 
ただ、それでも多くの本には「神はすがれば見捨てない」とか、「委ねる」事の重要性は書かれているが、しかしだからと言ってそれを全面的に信じ切れず、「もし委ねていて、ダメだったらどうしょう・・・」という不安は拭えなかった。
 
しかしそれも彼も同じだろうが、人はどん底に落とされたときに多くの学びがある。
 
そのなかで、「確かに何とかなる。生きていける・・・」と実感した。
 
その事は、確かに頭で判っているだけでは、必ず失敗する。
 
彼はその事について
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私は、人というのは限界に立って初めて、自分が何者であるかがわかると思っています。
そのためには、厳しい試練が課せられたり、極限まで追い詰められて、その最後のところで自分とは何かがわかってくるという、そんな生き方こそが本当の人生なのだと思っています。
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と、言う。
私もまったく同感である。
人は苦労をして初めて多くを知る。
 
また彼はその事について、言葉を変えれば信仰のトレーニングだと言い「信じること」とはどういうことか?
 
これは大学に行っても宗教家になっても、たぶん学べないことだと思うと書かれているが、まさにそれについても私も実感した。
今回の人生最大の試練で学んだことは、まさに「信じること」の大切さなのだが、それは人を信じることではなく、「」と呼ぼうが、「宇宙のこころ」と呼ぼうが、「目に見えない不思議な力」と呼ぼうが、とにかく信じてさえいれば、必ず生きていける。
 
 
 
また、彼は「死ぬための理由」のたとえ話に、初期のクリスチャンの話を出す。
ローマ政府に捕えられ、拷問を受け、「信仰をやめれば助けてやる」と言われたときに「放棄するくらいなら死んだ方がいい」と死を選んだ事に、彼は心を動かされたという。
 
そのクリスチャンは本当の「信仰」をもっていたからだと言い、「人は生きるための理由は持ち合わせていても、死ぬための理由は普通は持ち合わせていない」と言い、彼自身も放浪の旅でそれを探していたという。
 
 
 
彼は日本女性と結婚し、日本で生活を始めるのだが、はじめて子供ができたとき、西洋人である彼は子供に厳しく躾をしようとするが、日本人である母親は子供を甘えさせ守ろうとしたという。
 
そして、妻の子供に対する愛情の注ぎ方を受け入れていくことで、彼のバランスは回復したという。
 
その事について、私も思うのだが、私は離婚しており、次のパートナーを探すために「出会い系」で多くの人とやり取りを経験しており、その中で学んだことの一つに、ほとんどの人は相手に対して「同じ趣味」「同じ価値観」など、自分と同じであることが、相性がいいと思い込んでいるが、実は逆だと私は思う。
 
このことはよく例えていうのだが、磁石の「」と「」のように、同じものは反発するが、違うものはものは引き合う。
また「」と「」のように、違うからうまく収まる・・・・
 
しかしそれが理解できる人は非常に稀で、性格や考え方が同じだということは、私は「1×1=1」だと思う。
でもそれぞれが相手に持ち合わせないものを自分が持っていれば、それは「1+1=2」なのである。
 
ましては、時によってはそれは「相乗効果」を生み、答えがになったりになったりする。
 
ゆえに私は相性とは自分と違うことの方がいいと思う。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

聖なる国、日本  エハン・デラヴィ   その2

 005
彼は日本に来て、京都に住み「」や「弓道」などを学ぶのだが、仕事は英語教師を続けていたが、いずれ疑問を感じ「鍼灸」を専門学校で学び始めるが、しかし彼にとっては東洋医学とは基本が「陰陽五行」だという。
 
しかしその学校ではそれを教えなく、西洋医学を基本としていて、それはおかしいと思い、「師匠」を探し「弟子入り」してそれを学んだという。
 
彼は、そのとき週3回学校へ行き、3回はその師匠の元に通い、「タダ働き」をしたという。
しかし、師匠はけっして教えることはせず、見て学び、そして盗んだという。
 
 
まさに徒弟制度の世界だが、私はこれこそ、技を身に着ける最高の方法だと思うが、実は私自身若いころに知人から「ホテルのレストラン」を紹介され、イヤイヤ面接に行ったことがある。
 
そのときマネージャは「最初の数年はフロアー」「そして次に洗い場を数年・・・・」「それから初めて包丁を持たす」と言われた。
 
当時高校を出たばかりで、徒弟制度なんて古臭いと思って行かなかったのだが、時が経ち、写真スタジオをやっていた時に、「人を育てる」事の必要性を感じた。
 
そのとき初めて、私は自分は経験して無いにもかかわらず「徒弟制度」こそ、人を育てる一番の方法だと気が付いた。
技術者を育てるには、技術を教えればいい・・・
 
しかし「」を育てるには、それでは育たない。
教えることは「技術」ではなく「辛抱」だと思う。
 
辛抱できないものは、何を教えても長続きしないが、辛抱できるものは教えなくても自分で学ぶ。
 
それが人を育てることだと私は思う。
 
 
話を戻して、彼は国家試験をパスして鍼灸院を始めた。
最初は京都だが、いずれ神戸に移る。
これはたぶん子供をアメリカンスクールに通わせるためだったと思う。
 
そく鍼灸院には口コミで、アメリカンスクールの先生が大勢通ってきたという。
彼らは当時1970~1980年代で、日本人から「ガイジン」として白い目で見られることで「ストレス」を抱えていたという。
 
彼は治療も大事だが、それは病を治す二次的な手段にすぎず、患者とのコミュニケーションが人を治すことを知ったという。
 
彼は「鍼より口が大事」だというが、人は「心の持ち方」で病気にもなり、また治りもする。
まさに「病は気から」と実感したというが、これは谷口雅春氏の考え方やニューソートの考え方と一致する。
 
彼は「人は人を治すことはできない。病気は人に治してもらうものではない。」「自分の意識が病気を作り、病気を治すのだ。」「だからこそ、依存心がある限り、病気は治らない。」と気が付いたらしい。
 
 
そして相手に負担をかけずに、いかに治すことができるか?
人に頼らず「清める
自分のことは自分で「修める
つまり「修道」が大事だという。
 
意識と病気の問題、そして意識とは何か?
と、考えて行くと彼は「シャーマニズム」の世界に接近し始めたという。
 
 
しかし、彼は言う。
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今流行の「スピリチュアリズム」もニューエイジもみんな、依存心ばかりです。
先生とか導師とか、崇め奉ってその人の言うことは鵜呑みにするだけで、自分では少しも考えていません。
ただ先生といわれる人たちに頼っているだけです。
それはスピリチュアルでもなんでもありません。 幼稚で子供というだけです。
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と、てきびしい・・・・
 
スコットランドのケルト精神も、日本の武士の精神も「独立個人」のはずだという。
 
これはHRRY山科氏も動画の中で、日月神示の最後の一厘とは、一人一人が個人で覚醒していくしかないのだという。
 
人を頼ったり、他人を信じるべきではないということだと思う。
 
 
 
また彼は日本で出会った人の中に、禅の導師も凄いが、「弓道」の師匠も凄かったという。
まだ1970年代には日本にもそんな日本人が居たというが、弓道の師匠は八十八歳だったが、その師匠の弓道への取り組みには大きな感銘を受けたという。
 
 
また彼もHRRY山科氏と同様に日本の巨石遺跡に注目しており、縄文時代には日本には高度な文明が有ったはずだという。
 
彼は現在日本人が学んでいる「古代史」は明治以降に書き換えられ、「廃仏毀釈」で日本人は「分離の精神」を植え付けられたが、実は万物はすべて繋がっていると彼も言う。
 
八百万の神、森羅万象、日本の信仰の根本にあるのは「アニミズム」だという。
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数ある星や星の配列にまで名前を付けた古代の人々は天体、宇宙にも霊魂が宿ると考えていました。
それらはすべて我々と密接に繋がっているのです。
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そして
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つながりは愛です。本来繋がっている宇宙も、その実態は愛です。
無重力などという科学的なことは関係ありません。「愛」という言葉を疑ってはいけません。
 
本来の日本人はそれを十分理解して生きてきました。
日本人はスピリチュアル的にですが、世界中のどの国や地域の人たちより特別な国民性を持っていたのです。
スピリチュアル的な次元が違っているのです。
 
日本人の心の中心あったのは強い太陽意識です。
太陽とつながれば何百倍ものパワーを持つことができるということを知っていたのです。
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(資)文化財復元センター  おおくま

聖なる国、日本  エハン・デラヴィ   その3

005
彼はさらに言う。
日本には「茶道」「華道」「柔道」「剣道」と、あらゆる「」がある。
 
それを一歩一歩踏みしめながら、高い精神性を獲得してきた。
 
しかし、現在の日本人は忙しくてとてもできないという・・・・
 
しかし彼は言う。
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本当に忙しいですか?「忙」という字は心が亡ぶと書きますが、そうなってしまったのはなぜでしょうか?
たとえ週一回、三時間だけ「道」の習い事をする時間すら確保できないでしょうか?
そういいながらスマホの画面と向き合っているのはなぜでしょう?
結局、自分の決心の問題ではないでしょうか?
今日一日いっさいSNSはしない!
そういった決意を持つことはできないでしょうか?
 
「断つ」という選択ができないのは、怠惰だということです。
そうした人たちの割合が大きくなっているのが、日本人の現状ではないでしょうか?
:現在日本人は怠惰なのですから、政治も経済もよい方向に向かうわけがありません。
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と、切って捨てる。
 
彼は続けていう。
日本には「」もあるが、もう一つ特殊なパワーが存在する。
 
それは「」だという。
日本には国土が持つ高次元の聖なるエネルギーがあるという。
 
 
私もそれは判る気がする。
私は自問自答するのだが、神社の拝殿の正面に「」が祀られているのを見て、その鏡には何が映るか?
そこには手を合わせている自分の姿であり、実は神とは外にあるのではなく、自分の中にあることに気が付いた。
 
しかし、じゃ神社には何もないのか?と、ずいぶん考えたが、そこには内なる神と相乗効果のある「」としてのエネルギーがあることに気が付いた。
 
 
彼は知人の漬物屋の話をするのだが、その漬物屋には二十代の娘が居た。
父親は自分の代で漬物屋は終わるものと覚悟していたら、なんとその娘が漬物屋を継ぐと言いだした。
 
イマドキの若い女性がそんな仕事をしたがりますか?
でもその娘は、父親や母親のことを考えたとき、先祖代々続いている漬物屋を自分が途切れさせることへの罪悪感もあり、また親思いというか、そんな「美徳」がまだ日本には残っていたと感激したという。
 
 
話は変わって「シンクロシティ」という言葉は、にほんにも流通しているが、それは物理学でも実証されていて、遠く離れたものの間に「相互作用運動」は起きるという。
 
 
今までの常識では「あり得ない」ことと片づけられるが、実は世界中にはそんな不思議な出来事であふれているという。
 
かくいう私も嫌と言うほど「不思議な出来事を体験しているのだが、ほとんどの他人はそれを信じようとしない。
とくに宗教関係者が興味を示さないのが不思議である。
 
 
彼のポケットにはいつも最小限のお金しか入っていないという。
 
それは見ず知らずの地でお金が無くなるという「恐怖心」に打ち勝つトレーニングだという。
 
実は私も同感である。
 
若いころはいつも数万円を持ち歩かないと、何かあった時には困るという気持ちがあった。
 
いずれ歳をとってくると、金がなくても不安感を抱かなくなった。
 
 
彼は「3.11」はそんな不安感のトレーニングの機会だったという。
 
あの時、多くのサポートがありだれもが感謝の気持ちを持った。
 
こんな気持ちを持った時こそ「宇宙からのサポート」とコネクトできるチャンスだった。
 
しかしやがて感謝の気持ちは薄れ、国や自治体からの支援を受けることにより、その気持ちは失われていったという。
 
 
また彼はここでも言っているのだが「恐怖ビジネス」に負けてはいけないと。
 
それは「ドラックビジネス」をさすのだが、本来人類はみな健康であるべきだが、しかしそれではドラッグビジネスは成り立たない。
だからこそ、病気に対する不安をメディアを使って植え付けている。
 
しかしイギリスで医療関係のストライキ時には、実は病気の発生率が下がっていたという。
 
アリもしない不安を仰ぐことで、彼らのビジネスは成り立っている。
 
まさにニューソートの考え方である。
 
 
 
おわりに」で、彼はネルソンマンデラ氏が大統領就任演説で引用した、マリアン・ウィリアムソンの詩を、「日本人のこころ」に留めてほしいという。
 

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私たちが一番恐れているのは、自分の無力さではありません。

私たちが恐れているのは、自分の並外れた力強さです。

私たちを怯えさせるのは、自分の闇ではなく光なのです。

私たちは自分にこう問いかけます。

「私はいったい何者なのだろう」?

「私は華麗で、才能豊かで、素晴らしい人間になっていいのだろうか?」

本当の自分を偽ろうとするあなたは何者でしょうか?

あなたは神の子です。

自分が取るに足らない人間であるふりをしてみても、それは世の中の役に立ちません。

周りの人に不安を抱かせないように小さく生きるのは、決して正しいことではありません。

子供がそうであるように、私たちはみな光り輝く存在です。

私たちは自分の内にある叡智を明らかにするために生まれました。

それは限られた人にだけあるのではなく、全ての人の中にあります。

自分の光が輝くにつれ、私たちは無意識に、他の人を輝かせることができるのです。

そして私たちが自分自身の恐れから解放される時、私たちは他の人も開放することができるのです

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(資)文化財復元センター  おおくま
 
 

すごい・・・・・

 

 

昨日から「エハン塾」の動画を順次見ているのだが、一つの授業が80分かな?
 
だから、私の創った10分あるかないかの動画すら、忙しくて長く感じるから見る気がしないと言われたが、このエハンのセミナーなどなおさら見る気がしないだろうと思うが・・・
 
 
 
しかし、彼の話はどれも役立つし、この回も終わりに近づき、「すごい・・・」と感嘆してしまった。
 
 
 
何がすごいかというと、よくスピリチュアル系では、この肉体の感じる世界は「」であり、自分の意識を変えるとすべてが変わるというのだけど、それは抽象的な話だと思っていたら、今、世の中は変わって、最先端の科学者で「意識が先にあり、それから宇宙ができた」と、唱える科学者が居て、彼の説を今までならだれも相手にしなかっただろうが、現在彼の説を支持する科学者が増えてきているという。
 
 
 
まさに、彼は現実世界を変えることはできないが、自分の意識は変えることができると言っているのだが、それが実際に最先端科学者がそれを実証している世界に変わったという。
 
 
 
これぞ「意識革命」が始まったという・・・
 
 
 
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(資)文化財復元センター  おおくま
 

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