入力
デジタル画像としてコンピューターに取り込むには、現在は「デジタルカメラ」が主流ですが、古い写真の復元や版画の取り込みなどは、スキャナーを使うほうがクォリティが良い場合があります。
現在はパーソナルスキャナーも十分高性能ですが、出来れば「ビット」数の大きなデーターとして取り込んだほうが、補正する場合も、画質の劣化が少なくて済みます。
出力
基本的にデジタルデーターは劣化しません。
しかしそれはデーターの話であって、それを「プリントアウト出力」したものは、間違いなく劣化していきます。
一昔前の「インクジェットプリント」は、数ヶ月で見る見る色が褪せていったのですが、最近は各社ともインクの改良が進み、「耐光年数」が大幅に伸びています。
「画像による文化財復元」とは、現状では確認できない当時の姿を甦らせて、それを「記録」として後世に伝えるのが目的ですから、出力プリントは「可能な限り長持ち」して欲しいと思います。
もちろんデジタルデーターがあれば、後世でも再プリントは可能ですが。
わたしはエプソンの「顔料インク」を使っています。