ハイコントラスト撮影
これも何も新しい技術ではなく、昔からある技術の一つで、一般のモノクロフィルムは「露光の量」と「現像状況」により、その画像のコントラストはかなり変化します。
つまり、メリハリのない被写体でも、撮り方や現像方法によっては、パキッとした画像を得ることも出来、さらにはそう言うコントラストの高い性質を最初から持った、専用フイルムというものが昔からあり、「コピーフィルム」とか「リスフィルム」と呼ばれていました。
それらは主に、新聞や文書などの「白地」に書かれた「黒文字」などを、解像度高く記録できるのですが、しかしながら、一般のフィルムと比べての話であり、現実的には「フイルムの大きさ」つまりはフイルム上の「撮影倍率」の影響は有りますから、極力35ミリサイズのフイルムより、大型のシートフイルムを用いるべきです。
一般のモノクロフィルムに比べ、 コピーフィルムは解像度が高く、一方赤外線フィルムは解像度が低いことも考慮して、墨文字などで薄くなっているものは、むしろコピーフィルムの方が効果がある場合があります。
現 状 |
赤外線画像 |
ハイコントラスト画像 |
復元画像 |