この映画も音楽映画と言える。
1996年のイギリス映画らしい・・・
物語は1992年の炭鉱閉鎖問題で揺れるイングランド北部の町。
そこに実在したブラスバンドの話らしい・・・
日本でも炭鉱を舞台とした「黄色いハンカチ」と言う名作があるが、どこの国でも炭鉱の閉鎖は、労働者にとって死活問題なのだが、その炭鉱労働者を中心とし、100年の実績を誇り、全英選手権の優勝経験のある、実在するバンドを舞台として展開される。
仕事がなくなるかどうかの瀬戸際では、趣味のバンド活動なんてやって居られない・・・・
そんな苦境に立たされているバンドに、ある日若い女性メンバーが加わる。
彼女のおじいさんが、そのバンドの元メンバーで、男ばかりのバントに紅一点となるのだが、実はこのバンドのメンバーの一人と、子供の頃に関わりが有った。
2005年のフランス映画らしい・・・
なんと。モノクロである。
イマドキ、わざわざモノクロで創るには、ソレナリの意味があるのだろう・・・
一風変わった「天使」の話である。
アメリカからパリにやってきた、見るからにどうしょうもないくらい、さえない男が、やくざがらみの借金で、命を狙われる。
彼は橋の上から自殺を企てようとしたら・・・・
なんと横の欄干から先に女が河に飛び込んだ。
彼は慌てて、彼女を救おうと飛び込む。
泳げないはずの彼は、その女を助け上げたのだが・・・・
その女、小男から見ると見上げるほどの長身の美女。
どういうわけか、彼女はその男に付きまとい、彼の借金を片づけてくれたのだが、彼女は自分は天使だと言う。
男はそれを信じない。
「目に見えるものしか信じない」「証拠を見せろ」と男が言うと、たばこを吸いながら灰皿を宙に浮かせたり、吸い殻の煙草を元に戻して見せる。
男はそれで信じるようになるが、その長身の美女は、男に「自分の気持ちに正直なれ」と説教する。
そして「他人を愛するように、自分を愛せよ」と、彼に迫る。