「ノッティングヒルの恋人」αビデオ
音楽映画を続けて5本ほど見て、次は絵描きの映画・・・・
元々、私は絵描きをめざし、そして次は写真を趣味と仕事とし、世の中には向き不向きがあるが、私は、他人相手に笑顔を振りまくのも、物を売るのも苦手だが、その分「モノ」と向き合い、いい「モノ」を創りだす、職人気質であり、芸術家と言う言葉は自分には使いたくないが、「クリエィター」だと思う。
そんな「自己表現」やモノを創りだす男が、先人の残した、いゃ創りだしたものを「復元」する仕事をしている。
復元とは、そこに作業者の「主観」を入れてはならない、あくまでも「先人の思い」を忠実に「再現」しなければならない仕事だが、しかし本来私は自分自身がモノを生み出すオトコ。
昔は他人の創ったものを復元などして、何が面白い??と、思っていたが、しかし実はこの仕事はとてもクリエィティブな仕事である。
何故か?
それは「復元する技術」そのものを、私は「編み出した」わけだから・・・・
とはいえ、仕事と生活に追われ、自分自身が「作品を創りだす」作業から遠ざかり、長い月日が流れた・・・・・
これらの音楽でも絵画でも、物を生み出す作業に対する「情熱」が、今回続けて観ることにより、ずいぶんと再燃した。
さて、その次にやはり「恋愛」ものだな、観るのは・・・・
60を過ぎた爺さんが、いい歳してと思われるだろうが、しかし現在私は独り者であり、やはり「人生のパートナー」を求める気持ちは未だに衰えていない。
だから「初恋の来た道」を見て、次に「ノッティングヒルの恋人」を観た。
この作品の主演はジュリア・ロバーツだが、オードリーやソフィアローレンほどインパクトは強くないが、私の好きな女優である。
彼女の映画を始めてみたのは、もう15年程前かなぁ・・・離婚して最初に付き合った若い娘と、レンタルビデオを借りに行き、その娘は「プリティーウーマン」を借りた。
一緒に見たからかもしれないが、ジュリア・ロバーツがとてもかわいらしい女に見えた・・・
今回、αビデオにはそれはないが、この作品が有った。
この作品も1~2度、テレビで見たような気がする。
ロンドンのしがない本屋に、ハリウッドの大女優がこっそりと現れた・・・・
その店の主人は、彼女が大女優だとは気が付かなかったが、すぐに再会することとなる。
彼は歩きながら持っていたオレンジジュースを、彼女とぶつかり、Tシャツにこぼした。
それからが、まさに「あり得ない」展開となるのだが・・・
現実離れしているから「映画」になる。
大女優と、しながい本屋の主人との恋愛の始まりなのだが、まさに「大人のおとぎ話」の世界で、観ているものを「疑似体験」へと誘う・・・・
私は元々映画好きでもないが、映画の世界は「疑似体験」に在るのかもしれない・・
まるで主人公に自分がなったような気持ちを味わえる。
そして、観ている時も、そして見終えたときも、ちょっぴりだが、気持ちがジワッと温まってくる。
(資)文化財復元センター おおくま