4本ほど続けて、音楽をテーマにした物語を見た。
この映画2000年のアメリカ映画だと言う。
ジュリアード音楽院に通ったことのある路上生活者と、それを記事にする新聞記者の話である。
ジュリアードと言えば、音楽映画にはよく出てくる、名門らしい・・・・
4本の中に、もう一人、若くしてジュリアードに通う話が有るくらい。
で、どうも実話らしい・・・
実際にそういう人がいたらしい・・・・・
彼はジュリアードを1年で退学しているが、どうも耳元で人の話し声が聞こえるようになり、音楽に没頭できなくなり、学校を去っている。
先日「人の痛みが解るようになりました」と言う人の話をした。
何やら、人は人生経験で、そうなるらしい・・・・
でも、それは思い込みにすぎず、人の痛みと快感は紙一重。
人によって感じ方も違うし、ましては苦痛も限界を超えると「快感」になる。
俗に「はまる」ということかな・・・
続けてみた2本目だが、2004年のスウェーデン映画だと言う。
元々テレビでしか映画を見ることがないが、スウェーデンの映画なんて記憶にない。
主人公は天才指揮者なのだが、例にもれず、子供の頃ずいぶんといじめられ、故郷を去ったと言う。
その後大きく成功し、有名な指揮者となるが、打ち込むあまり、心臓発作をお越し、現役をリタイヤし、田舎暮らしを始めた。
その彼が選んだ田舎とは、実はいじめられて去った「故郷」であったが、彼の身内は母親だけだったが、すでに事故で亡くなり独りきりとなって、故郷に戻った。
彼は廃校になった小学校を買い取り、そこで生活するのだが、音楽家となった時、名前を変えているので、地元では彼のことを誰も知らない。
彼は音楽活動をやめて、ただ「聴く」ために田舎に帰ったが、結局地元の教会のアマチュアコーラス隊の指導をすることとなった。
コーラス隊と言っても、本当の素人ばかりの地元の人なのだが、コーラスの指導よりももっと基礎的なトレーニングから始め、最初はみんな戸惑うが、いずれ男も女も彼を慕うようになる。
2006年のドイツ映画らしい・・・・
ピアノ教師として刑務所を訪れた初老の女性教師が、獄中の天才的な受刑者を指導し、コンクールを受けさせる・・・
その受刑者は殺人の罪で服役している若い女だが、子供の頃に音楽の才能を認め引き取った養父に育てられるが、いずれぐれて悪い仲間と付き合う。
その一人に彼が居て、本当は彼が親を殺害したが、その罪をかぶり服役していた。
ただ、養父に育てられ愛を知らない受刑者は、何度も刑務所で暴力沙汰をお越し、目をつけられ、看守や受刑者からも執拗に嫌がらせをされ、ピアノのレッスンを邪魔される。
その初老の教師は、ドイツだからナチスに恋人を殺されていたが、恋人と言っても彼女はレズだった・・・・
2007年のアメリカ映画らしい・・・・
主人公は一組の親子ということになるのだが、どちらかというと、その子供がメインとなっている。
前途有望な女性チェリストと、ライブバンドのボーカルの男・・・
一夜を共にするが、彼女の父親は彼女を一流の音楽家にするために、その男との仲を裂く。
一度会ったっきりだが、彼女は身ごもるが、交通事故で目覚めると「赤ちゃんは死んだ」と父親から告げられ、いずれ彼女も演奏から遠ざかる。
相手の男も彼女のことを忘れられず、歌に身が入らず、音楽を止める。
実はその時の赤ちゃんは生まれていて、父親が彼女に内緒で施設に預けていたと、11年後死を前にして彼女に話す。
彼女は必死に我が子を施設に探しに行くが・・・・
その主人公の息子は、施設でいじめられ、施設を抜け出していた。
彼は両親から授かった音楽の才能が、路上演奏で花開くが、目を付けた親方が離そうとしない。