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「キューポラのある街」αビデオ
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1962年のモノクロの映画である。
 
私が1953年生まれだから、9歳の時の映画だが、確か小学生の頃、学校の講堂で上映されたように思う。
 
以後、数回見ているのだが、小学生の頃も、多分若かった頃も、この映画の意味が全く理解できていなかった。
 
数年くらい前に見た頃、やっとどんな話なのかが解った。
 
 
そして、私の動画「スピュリチュアルから見た画像による文化財復元-4「雪舟の龍」」にも出てくるが、私よりも10歳年上の在日の人が、「雪舟の龍」と言う小説を書いたらしい・・・
 
その時思ったのは「「キューポラのある街」の時代の人なんだなぁ・・・・と。
つまり、ちょうど差別意識が強かった時代に生きた「在日」の人が、なぜ日本の文化の代表である「雪舟」について調べ、小説まで書いたのか?
 

 
この物語、埼玉県の川口市が舞台なのだが、キューポラと呼ばれる煙突が立つこの一帯は鋳物の街だったらしい・・・
そこに暮らす、頑固で職人気質で、家族のことなど考えない自分勝手な父親とその家族を中心に、吉永小百合演ずるその娘と、その弟には共通する朝鮮人の姉弟がいた。
 
その友達関係と、娘の担任である「スーパーマン」というあだ名の教師などが出てくるが、その娘の言うことも父親よりしっかりしているし、担任も今の教師と違い、貧しい家庭の子のことを心から心配していたり、金八先生ほど熱くはないが、生徒思いの先生だったり、本当に貧しい家庭を描いている。
 
私の家族も、似たようなものかもしれないが、彼等よりは少しはましな生活をしていたように思う。
 
そう言えば、余談だが、川口市と言うと、私が離婚して最初に付き合った、17歳年下の彼女が住んでいたことを思い出した。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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