「私にとって神とは何か」ダライ・ラマ マザーテレサ他23人
これも「神」についての本である。
どうも「ベンジャミン・カールスン/ベンジャミン・シールド」と言う二人が、これらの人々に呼びかけ、それぞれの「神」について、短い文を寄稿してもらい、その本の利益は全額ボランティアに寄付されているとの事。
さて、私はずっと「神とは何ぞや?」ということを知りたくて、多くの本を読んでいる。
それらの共通する話として「神は自分の内にある」という人が、とても多い。
私自身も、自問自答を繰り返しながら、多くの応えを得ている。
この本に寄稿されている人は、ほとんど宗教関係か、あるいはスピリチュアル系の人たちなのだが、やはり多くの人は同じことを言っている。
で、これだけの人が書いたのだから、なにか目新しい視点がないかと期待して、もしあればその人の著書を読んでみようと思ったが・・・・
生憎、ほとんど今迄に聞いた話である。
ただ、ちょっと変わったところでは「ケン・キース・jr」と言う人が「100匹目のサル」と言う本を出している。
彼はビジネスで成功したが、それを投げ捨ててこの手の世界に入った人らしい・・・・
ただこの「100匹目のサル」は、もともと別な人が取り上げていた話なのだが、日本のある島に住む一匹のサルが、芋を海水で洗い食べ始めた・・・
するといずれまねをする猿が増え、それがある一定量を超えると、離れた島でも同じ現象が始まった・・・・
と、言う話なのだが、これはニューエイジの人々が興味を示す話となった。
ただWikipediaなどを見てみると、どうもねつ造された話であるとの事。
他には「タオ心理学」を書いたユング派の日系の女性も寄稿している。
ただ、この本に書かれている「神」については、さほど新しい視点を見いだせなかった。
(資)文化財復元センター おおくま