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「飛神」佐藤康行・著
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016
今回も「」とは何かと言うキーワードで、4冊の本を取り寄せた。
 
その一つだが、題名が「飛神」と、何やら意味深である。
 
この著者は変わった経歴の持ち主で、10代のころからセールスマンとして、トップセールスを続け、そして飲食店70店のチェーン展開をしたと言う。
 
よく、ビジネスで成功して、後半に精神世界にのめりこむ人がいるが、この人もそうなのかも知れない。
 
で、読み始めると、要するに「神とは真我である」と彼は言う。
そう、神とは自分の中に在る・・・・
 
 
この考え方は、私も自問自答をして、内なる声が答えを返してくれるし、またずいぶん前だが、神社の拝殿に手を合わせお参りをすると、その正面には必ず「丸い鏡」がある。
 
その鏡に向かって、手を合わせるわけだが、その鏡には誰が写るか?
その事に気が付いたとき、「神は自分の中に在る」ということに気が付いた。
 

 
そのあたりの事もあるし、私は「神とは何か?」自問自答をしていると、ずいぶん経ってから「神とは宇宙の星の運行プログラムの様なもの」と言う答えが自分の中にできていた。
 
これもスピリチュアル系でよく言われること。
 
ちょうど著者もその手の考え方の様で、読み始めると、何の抵抗もなく書かれていることは頭に入るのだが、真我こそ神と言うのだが、私は確かに内なる神も存在するが、しかし「宇宙の創造主」としての神の存在もあると思う。
 
で、どうも著者はその手の講座を開いていて、多くの参加者があるらしい・・・
 
その参加者の体験談をいくつも紹介してあるのだが、肝心な「真我を開く」というか、「神に到達する方法」については、結局何も書かれておらず、この本では真我を開けば人生がこんなにも変わると言う、きれいごとがいっぱい並べられているだけである。
 
本の半分ほどは、素直に頭に入ってきたが、後半になると結局体験談を載せて、講座への呼び水であることが少しずつ鼻についてきた。
 
ビジネスで成功したものは、本来利益を求めなくてもよいと思うが、結局一泊二日の講座への誘いのために書かれていることが、嫌味になり、結局最後は飛ばし飛ばし斜め読みをして、興味が失せてしまった。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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