表・現状画像 | 表・復元画像 |
裏・現状画像 | 裏・復元画像 |
古い写真はすでに変色していたり、傷が入っているものが多い。
家族の思い出の写真をきれいにしたいという人は多い。
ネットで検索すれば、たぶんこの手のサービスをしているところも多いと思う。
また最近はフォトショップの機能も随分向上して、簡単に傷などは消せるようになった。
とは言え、実はその機能は万能ではない。
なかなか自分の思うようには仕上がらないし、街の写真屋などが受け付けている「写真の修整」などの安価なサービスは、傷の部分を「スタンプ」といわれる機能で修正する。
スタンプとは、傷のある部分を、傷のない部分を「コピー」してそれを傷の上に貼り付け、「一見きれい」に修正する。
ところが、そんな簡単な傷ばかりではなく、とても細かい情報を、同じような部分を置き換えようにも、置き換える情報が画面内にない場合がある。
「集合写真」などは割とそういう状態が多い。
だから、そういう安価なサービスでは「これは修正できません」と言って断るか、あるいは無茶な仕上がりとなる。
しかしながら、その手の写真もきれいに復元できる場合がある。
このやり方は、その元の写真をとても大きなデーターとして取り込み、その画像の「1ドット単位で、修正」していく。
ここではっきりとさせておかなければならないのは、一般的な写真屋で安価に受け付けているのは「写真の修整」という作業であり、当社が受け付けているのは「写真の復元」という作業である。
ではこの差は何か?
2006年のイギリスの映画らしい・・・
「アメイジング・グレイス」という美しい曲をご存知の人は多いはず。
この曲はWikipediaによるとイギリスの牧師である「ジョン・ニュートン」の作詞であるという。
作曲者は不明であるが、アイルランドやスコットランドの民謡だという説もあるらしい。
その作者である「ジョン・ニュートン」は、元は奴隷輸送船の船長であったという。
彼はその経験を作詞として、あの歌は作られたという話が、この作品のタイトルとなっているが、映画では「ウィリアム・ウィルバーフォース」という政治家が、友人でもある首相の「ウィリアム・ピット」とともに英国の「奴隷制度」の廃止させるまでの苦労話が、この作品となっている。
議会では何度となく「ウィリアム・ウィルバーフォース」は奴隷制度廃止の法案を提出するが、最初は彼一人対、残りの議員という割合が、徐々にかわり、最後にはほとんどの議員が賛成すし、奴隷制度は廃止された。
だれだって、自分の利益になることは、正しいことだと思いたい。
だから英国民にとって、奴隷制度は「繁栄」のために仕方がないものだという風潮があったが、しかし一部の人々は「良心」をもち「人は平等」だと声を上げた。
しかし、その奴隷たちの過酷な運命を土台にした繁栄は間違っていると、あえて反対することは、とても勇気のいることなのに、主人公は彼を支える人々とともに、最後には奴隷制度廃止を勝ち取る。
とても感動的な作品だといえる。