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「占いとユング心理学」秋山さと子
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久々の読書録である。
 
読みかけの本が数冊あるのだが、どうしてもそれらより、「易占」で、自分の運勢を知ることにウエイトが行き、それらの本を読む時間が無かったり、また興味が「」に行ってしまっているので、気が入らなかったりする。
 
そんな中、先日Amazonで「断易」と呼ばれる易の本を頼んだがキャンセルした。
その費用はすでに払ってあったから、その分が「Amazonのギフト券」と言う形で戻るのを待っている間に、検索をして返金される前に注文したのがこの本なのだが、私はユングの「集合的無意識」と「シンクロニシティ」に興味があるので、本を読んでいて「易経」と言うものが、シンクロニシティと深くかかわっていることを知り、それからのめりこんだのだが、確かに私にとっては、単なる「占い」ではなく、「託宣」としての意味あいを持っていた。
 
 
易経は易占だけではなく、哲学だと言われていて、その手の本も読んだのだが、イマイチ、ピンと来なかった。
 
しかし、自分の運勢をいろいろと形を変えて占っているのだが、その中には共通した思想がちゃんとあり、そして時によっては出た卦から叱られたりする。
 

その中にはちゃんと1本の筋が通っているようで、その「筋道」を極められれば、言われているように、いちいち占う必要がないことも解ってきた。
 
 
さて、前置きが長くなったが、この本はそのユングの心理学と易との関係を書いたものだと言う。
 
著者はちょっと変わった経歴の方らしく、お寺の生まれで、結婚・離婚と経験されその後ユングの研究所に留学されているが、トラブルに巻き込まれ、資格を取らずに帰国されている。
 
で、すでに22年前に亡くなっているが、この本は死後4年経って出されたもののようである。
 
内容的には、人はなぜ「占い」をするのか?と言う話から入っていて、中身的にはさほどユングの「集合的無意識」との関係性は見当たらず、「シンクロニシティ」としての易の特徴が触れられていたり、易経の簡単な歴史や、なぜユングがそれを興味を持ったか?などが触れられていて、最後には「64卦」の現代風の説明があり、自分で占ってみれば、シンクロニシティしていることが判ると言う話となっている。
 
今朝から読みはじめ、何度か居眠りをしながら、夕方に読み終えた・・・・・
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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