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『ユング心理学(Ⅰ)「無意識への扉をひらく」」林道義・著

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最近、無意識・潜在意識について調べている。
 
いくつか取り寄せたのだが、しかしこの手の本は特に専門分野が細かく分かれているようで、先日の本など「錯誤」の研究者らしく、私の求める知識は得られなかった。
 
 
そこで、「ユング心理学」なら、まだ「集合的無意識」や「シンクロニシティ」について記されていると思い、レビューの評判の高い、このシリーズをまとめて3冊取り寄せた。
 
まず(Ⅰ)から(Ⅲ)までの目次をみると、直接的にその項目は見つからないが、とりあえず「中学生にも分かる」様に書いたと著者が言っているので、読み始めた。
 
余談だが、「中学生でもわかる」と書かれていて思い出したのだが、私は子供の頃から友達と野球などで遊ぶより、独りで物思いにふけることが好きだった。
 
そして中学生の時には、生意気にも哲学書を読んでいた記憶がよみがえった。
無知の知」とか「われ思う、ゆえにわれ在り」などの言葉を理解しようとしていたし、サルトルの「嘔吐」なども読んだのだが・・・・
さすがに嘔吐は理解できなかった。
 
そんな性分だから、他人から指示されるのを極端に嫌うし、物事を理屈で考えて、おかしいことには、梃子でも動かない性格である。
 
しかし、それは逆にいうと、物事から学ぶ、いわゆる「学習機能」や、「努力」は惜しまない性格なのだが、しかしそれは自分では「人並み」だと思っていて、他人を見ていて「なんでもっと努力しないのだろう?」「やれば出来るのに・・・」といつも思っていたのだが、歳を取ってやっと自覚したのだが、私を基準に他人を見れば、「努力が足らん・・・」と言えるが、どうも私自身が「世の中の平均」から外れているらしい・・・
 
人一倍」という言葉があるが、私の馬力はそんなものじゃないらしく、少なくても「人の数倍」の努力と学習機能らしい。イャホンマ!!
 
 
 
さて、著者が言うように、確かに私でもわかりやすく、途中で投げ出さず、まず最初の1冊を読み終えた。
 
 
どうも著者は留学し、ドイツ語で、ユング心理学を学んだらしく、日本の専門書は随分といい加減で、間違ったことが書いてあるから、その知識を捨てて、一から読むようにと書いている。
 
結構、他のユング心理学の専門家についても、名前を上げて批判していたりする。
 
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