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「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 」Hulu
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2005年制作のドイツ映画らしい・・・・・

先日から何度も言っているが、人の「真心」とか「良心」というものは、たとえ大多数の人が信じる「万人の常識」は存在しなくても、自分の損得を捨てて、真から信じるものがあるとしたら、それらは「真心」であり「良心」だと思う。
      
そしてそれらこそ「万人共通」のものだと私は信じる。

さてこの作品、戦時下のドイツで「反ナチ運動」に携わった兄と妹の話。
       
特に妹の取り調べ中の「」とした態度で、信念を貫く姿が描かれている。
          

     
反ナチ抵抗組織「白バラ」のメンバーである、兄と妹は大学でビラを配った。

逃げる途中に捕まるが、二人は別々に取り調べを受ける。

その取調官の尋問に屈することなく、最初は無関係を貫くが、やがて証拠物件を突き付けられ、「自分たちがやった」ことは認めるが、決して仲間を売ることをしなかった。

取調官は彼女を誘導尋問に導こうとするが、彼女は冷静に取調官の質問を巧みにかわす。

しかし、自分たちがやったと認めた後は逆に取調官の過ちを正そうとするくらい、冷静で頭の切れる妹で、やがて取調官も彼女から逆に洗脳されようとしていた。
        

取調官は、妹の罪を軽くするために「兄を手伝った」と言えと本人にいうのだが・・・・
          
妹は凛として「それは私の良心に反する」と、それを拒む。

       
       
当然、反ナチ運動家は「有罪」は免れないのだが、それでも兄も妹も法廷で「たとえ今日我々がここに立たされても、明日は裁判官が立つことになる」とまで、公開裁判の会場に座るドイツの軍人を前にはっきりと主張する。
        

裁判官は当然死刑を言い渡すのだが・・・・
     
本来当時のドイツの法律でも、「死刑の執行までは最低でも99日間」が認められているにもかかわらず、裁判官はそれを認めず、死刑は当日執行されることとなる。
     

刑の執行を前に兄と妹、そしてもう一人のメンバーは、女性看守の計らいで、最後の別れをする。

そして、最初に妹の刑が執行され「ギロチン」の露と消えていく・・・・

     
残る二人も続いて執行された。

      
     
もし貴方なら・・・・・・

はたして自分の死を前にしても、「自分の信念」を貫けますか?

これは作り話のきれい事ではなく、実話だとされる。
         

     

(資)文化財復元センター  おおくま
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