「博士の愛した数式」αビデオ
今週は珍しく二つも仕事が重なり、昼間はそれに追われ、夜に寝る前に1~2本程度しか見れなかった。
しかし、「みたいもの」としてリストアップしてあったものを順番にみて行ったのだが、途中でやめてしまったものが多い。
しかし、この作品だけは、とても印象に残った。
2005年の作品らしい。
当時にも確かにこの作品の名前は聴いた覚えが有った。
主人公は、中学の数学の教師なのだが、彼のあだ名が「√」と言う。
彼は新学期の最初の授業で、なぜルートと呼ばれているか?という話を始めた。
彼は母親が結婚できない人の子を産み、私生児として育った。
母親は家政婦をしていて、ある時の派遣先が「博士」と呼ばれる人で、事故のために記憶が「80分」しか持たない、数学の元教授であった。
母親はその博士とうまくやっていくのだが、博士は家政婦に子供がいることを知り、子供も一緒に夕食を食べるように願い、息子は10歳だったが、母親の仕事先で放課後を過ごし、野球を教えてもらったり、数学を教えてもらったりした。
主人公が数学の教師になったのは、その博士の影響であり、ルートと言うあだ名は博士が付けたもので、頭が平らだったからという、
博士は記憶が80分しか持たないから、何度も同じことを言ったりするが、母子はそれも気にしないで、博士からいろんなことを教えてもらったり、楽しい仕事となっていた。
有るとき博士はその母親に「大切なものは、目に見えない」そして「それは心で見るもの」という・・・
寺尾聡が博士を演じているが、実に味があり、記憶が80分しか持たないために、過去に8人も家政婦が変わったらしいが、この主人公の母親は、むしろ博士の悪い面より、すばらしい人柄に目を向けているから、博士は尊敬できる人と言える。
そう、大事なものは目に見えない・・・
それは「心」で見るもの。
(資)文化財復元センター おおくま