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「運命の人は存在する」植西聡・著
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この本はAmazonで「無心」を検索した時に、同じ著者の別の本が目に入り、それ後にこの本も注文した。
 
著者は随分と本を出している。
 
しかもYouTubeで検索したら、1つの出版社のインタビューが有った。
 
映像を見ると、何となく、無愛想で口下手な印象なのだが、脱サラして最初に出版の仕事を始め、他の人の本をシリーズで出していたら、自分でも書くようになったらしい・・・
 
脱サラ後は結構出した本がヒットして、現在に至るらしい・・・
 
で、もう1冊の本もそうだが、俗にいう「自己啓発」の書だと言える。
似たような内容で、少しなかみを変えて何冊も出されているようだが、内容的には「引き寄せの法則」の日本版と言う感じで、確かにこの手の本を初めて読む人にとっては、大変役立つものだと思うが・・・・
 
この手の本というか「引き寄せの法則」は、潜在意識に働きかけて、自己実現をしようというモノだが、私も2年前からこの手の本をずいぶんと読んだ。
 
ただ読むだけではなく、実際に何度も試したのだが、現実はそんなに甘いものではなかった。
 
 

 
つまり「自分」の意識に働きかけるだけで、「」でも「いつ」でも、望むモノが手に入ると言うほど、世の中甘くない。
 
今年の夏ごろにある人から「確かに引き寄せはあるかもしれない・・」「だけど、それよりも神界の影響の方が強い」と言われたことがある。
 
 
つまり神様がそれを認めない限り、人がいくら潜在意識に働きかけても、実現しない。
 
じゃ、なぜ神様が認めないか?
それこそが「因果律」だと思う。
人には前世の行いと現世での行いが結果として自分に跳ね返ってくる。
 
つまり、良い行いをしている者には良い結果が、悪い行いには悪い結果が返る。
また「試練」というモノも与えられ、悪い考えや行いを正さなければならない「状況」に追いやられたりもする。
 
易経によれば、人の運はずっと一定ではなく、常に変わる・・・
その動きをちゃんと自分で読んでいなければ、いくら引き寄せようと潜在意識にすり込んでも実現しない。
 
そのあたりを巷の「自己啓発」の本では無視しているのだが、ただこの本に関しては、そのあたりの事も少し「加味」されていて、他人に対して善い行いをすれば、自分に返ると書いてある辺りは、まだ良心的だと言える。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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