2014年12月
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「易の話・易経と中国人の思考」 金谷 治・著

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この本も古本で買ったものだが、過去200冊以上古本を買っているが、ここまでひどい書き込みを見たことがない。
 
鉛筆で100P以上にわたり、びっしりと線引きや読み仮名を書き加えられていた。
 
しかし、本屋の説明には一切そんな事が書かれておらず、Amazonを通じてクレームを入れたら、「返品」扱いになり、本はそのままで金だけ返してくれた。
 
肝心な中身なのだが、この本も64卦の卦辞と爻辞(こうじ)を移し取るつもりで買ったのだが、どうも中身が違う。
 
 
つまり「」というモノが、いつ、どういういきさつでできたのか?ということくらいは、どの本にも書かれているが、この本はどうも「」の成り立ちから現在に至るまでの変遷や周りのことを掘り下げて書かれている。
 
最後は「中国人の思考」とは書かれているが、しかし心に残るモノもなく、「現在の中国」と言う国の民族と、この易を作った民族がとてもおんなじ民族とは思えない・・・
 
 
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「孔子・人間、どこまで大きくなれるか?」渋沢栄一・著

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この本は、北尾氏の本と同時に「君子」をキーワードに検索したものである。
 
前者は、同じ孔子の言葉を引用しても、この渋沢栄一の本にも出てくるが「論語読みの論語知らず」の域を出ていないが、こちらの渋沢栄一は、同じく「論語」を持ち出しているが、論語知らずどころか、論語を持ち出しながら、自分の人生で得た「教訓」を力強く、説いていて、久しぶりに読みながら感動し、心躍った。
 
 
さて、この本には現在でも通じる教訓が山ほど書かれているが、そんな中で、Facebookなどを見ると、現在の日本人のふがいなさは、マッカーサーの政策に原因があると言うが、しかしこの渋沢栄一に言わせると、もっと以前からすでに日本人はふがいなくなっていたことがうかがえる。
 
 
彼は実績を持っている人の様だが、同じ時期の明治の政府高官などについても、歯に衣着せぬ評価を下している。
 
ただ北尾氏のように、自分の好き嫌いや敵を悪く言うのと違い、親しいものでも、悪いところは悪いと言うと、認めるところは敵対する相手でもちゃんと褒めている。
 
まさに自分の言動に自信を持っているから、はっきり言えるのだと思う。
 
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