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撮影スタンド

昔からカメラマンは結構手先が器用な人が多い。

特にコマーシャルをやる人は、「仕掛け」が結構意味を持ち、そのための道具はほとんど自作される。

私もモノを創ると同時に、作ることも好きで、結構いろんなものを自分で作る。

今回、ネットオークションで以前に手に入れていた、小型カメラ用の撮影スタンドを改造した。

スタンドの支柱の長さは、そのまま被写体全体の撮影できる大きさを意味する。

今回のスタンドは、支柱が短い。

しかしこのスタンドには他のスタンドにない機能が備わっている。

台に広げた平面の被写体を、全面にピントが来るように撮るには、また歪がないように撮るためにも、撮影台とカメラの平行設置は欠かせない。

ところが、軟なスタンドや、大型カメラなどだと、カメラそのものの「自重」が重く、どうしても平面を維持できない。

ところが安価で手に入れたコマ撮影スタンドには、カメラ位置の微調整や、高さの微調整、そしてカメラの平行を調整する機能がついている。

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 優れものの機能
この装置だけでも合わせると1万円は下らない。

それを活かし、手持ちのデジカメでA4サイズを複写するために、支柱の上げ底を行った。
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30センチの板を、台座と支柱の間にかませて、支柱の短さをカバー
ちょうど手元の端財を組み合わせ、30セントの上げ底を作った。
契約書や領収書の復元にちょうど良い機材となった。

(資)文化財復元センター  おおくま

赤外線撮影とレンズの関係

かなり写真に凝った人でない限り、「赤外線撮影」なんか経験がない。


アナログのフィルムカメラの時代には「赤外線フイルム」というものがあり、「赤外線フィルター」をレンズに被せれば、赤外線撮影は可能であった。
ただ、可視光線とピントの位置が違う。
その分を補正するための「赤外線マーク」というのが、レンズに刻まれていた。

ところが昨今のデジタルカメラでは、原則として赤外線撮影はできない。
つまり、先ほどのピントの位置が違うということを思い出していただければわかるが、実はCCDは赤外域も撮影可能なのだから、その分可視光部分のピントがぼけて見える。

ゆえに最初からCCDには赤外線カットフィルターがセットされている。
このCCDのフィルターを外せば、デジタルでも赤外線撮影は可能となる。

しかし、あいにく35ミリ用のレンズでは、赤外線は写せても、リング状の光源ムラがひどく、レンズを開放でとれば目立たないが、絞り込むと周辺部と真ん中の画質に極端に影響する。

 017 マクロカラー
50mmのマクロレンズ マクロレンズによるカラー撮影
マクロF2 マクロF11のコピー
マクロレンズF2.8 マクロレンズF11.0
ゆえに、35ミリデジカメによる赤外線撮影は、復元作業には使えない。

なのに、大型ビューカメラによる赤外線撮影は、そのリング状の光源ムラが出ない。

理由を推測すると、ビューカメラ用のレンズには「ピント調整のヘリコイドがついていない。

つまり、どうもレンズの設計上の問題らしい・・・・

と、いうことは??

35ミリのデジカメだって、大型カメラの後ろに取り付けて、大型カメラ用のレンズをつければ、問題なく撮れる。

とは言うものの、大型カメラ用のレンズじゃ、画角が合わない。

そこで考えたのは「引き伸ばしレンズ」である。

昔の暗室作業で使ったレンズは、撮影レンズ以上にピントがいい。

実はビューカメラでもそれを使っているのだが、35ミリ用の引き伸ばしレンズを、35ミリデジカメにつければ、赤外線も問題なく写る。
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引き伸ばし用の50mmレンズ
伸ばしF4 のコピー 伸ばしレンズF11のコピー

引き伸ばしレンズF4.0

 

引き伸ばしレンズF11.0

 

 (資)文化財復元センター  おおくま

となりの人間国宝

暮れに取材があった愛髭会の紹介された「となりの人間国宝」というコーナーが、関西地区で明日放送されるそうです。

放送局  関西テレビ
番組名  よーいドン
放送時間 午前9時50分~11時15分



お暇な方は、ご覧ください。

071 075
079 076

(資)文化財復元センター  おおくま

赤外線撮影・つづき

35ミリのデジカメに、伸ばしレンズを取り付けるアダプターはいろいろあり、その組み合わせで、レンズを直接ボディにねじ込んで、ねじ山をヘリコイド代わりに使って、A4サイズにピントを合わせるのは可能であるが、しかしたとえばF2.8のレンズとF4.0のレンズを比較すると、F2.8は明らかに、レンズの後ろ側が飛び出しているので、直接付けても、カメラのミラーアップ時にぶつかる可能性がある。
そこでF4.0のレンズをわざわざ手に入れた。


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引き伸ばしレンズの後部の凸の違い
ただ、直接取り付けていも、クローズアップで撮るには、ピントが合わない。

そこで次に考えられるのは、接写用のベローズを使うこと。
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ところが、これでは105mm程度のレンズで、かなりのクローズアップの写真しか撮れない。

つまり、50mmでは、ボディとの距離が離れすぎるから、さらに極端なクローズアップしか、ピントが合わない。

そこで、最初はこのベローズの改良をいろいろと思案したのだが、金属部を加工するのは難しいし、このままでは4×5の凹みボードのような機能はつけられない。

さんざん思案した挙句、撮影レンズ用の蛇腹フードを使うことにした。
014 031
034 043
セミ判カメラ用の蛇腹フードに、4×5の凹みボードと、35ミリカメラ用のマウントをセットして、完成。

ご覧のとおり、ベローズに比べると、ボディとレンズの距離は、画期的に近づいた。

しかし、カメラにセットしてテスト撮影をすると、やはり50mmの伸ばしレンズでは、ピントの合う位置が限られる。
マクロカラー 50mm F5のコピー F4-50mmF5のコピー
ボディに直付けした場合 F2.8レンズのピントの限界 F4.0レンズのピントの限界
F4.0のレンズは、後部の凸が少ない分、若干広く写せるが、これでは中間のクローズアップが撮れない。

手元に105mmレンズはあるが、それでは複写スタンドの支柱の長さが足りない。

そこで80mmは5.6のレンズを手に入れ、撮影してみた。
マクロカラー 80mmF8のコピー
      50mmレンズ直付け     80mmレンズのピントの限界
これなら使えそう・・・・

(資)文化財復元センター  おおくま 

インチキ霊視鑑定

この文章を朝から書いていたのだが、午後になりアップしようとすると、どういうわけかブログへのログインが出来にくなり、まる一日つぶれてしまった。
どうもアップを邪魔する、邪悪な力が絡んでいるように思う。
    
    
    
私は何度もブログやfacebookに書いてきたが、「不思議な体験」を数多く体験している。
 
それが元で、この仕事を始めたし、その後も不思議な出来事や、不思議な縁は後を絶たず、もともと無信心な私であったが、「目に見えない不思議な力」を否定できない。
 
 
それが何であるかは定かでないが、それでも宗教でいうところの「神」や「仏」の枠を超えた、もっと大きなものだと思っている。
 
そして、その「力」以外にも、何かこの「画像による文化財復元」という仕事を邪魔する「別の力」があるようにずっと思っている。
 
ただ、私の仕事そのものが「目に見えない」状態を視覚化するものだが、人間は肉体の枠を超えた存在であり、物質世界以外にも、「目に見えない世界」が存在すると信じている。
 
しかし、多くの人はそれを認めないし、俗にいう「霊能者」と言われる人でないと、そういう世界とコンタクトが取れない。
 
そこで今回、「信頼できる霊能者」でネット検索し、たどり着いたある霊能者に相談した。
そのサイトは、まず「無料相談」があり、そのあと「有料相談」へと勧誘されたのだが、その最初の無料相談に、この仕事にまつわる不思議な出来事を500字以内に纏め、相談した。
 
すると、その霊能者は「長く、辛い思いをなされてこられましたね。」そして「ただ、頂いたお話から、霊障がある可能性を疑う必要がございます。 」と返してきた。
 
 
その言葉をつい信用して、なけなしの金をはたき、有料相談をした。
 
その内容は、私の経験したいくつもの不思議な出来事や、私の性分や生い立ち、そして、1年前からある神社へ車で行くのに、急に燃費が伸びたことなど・・・
 
そして、それらがどう仕事に影響しているのか?
 
で、数日後届いた霊視鑑定結果では、長々と前置きを書いて、その中ほどに「霊障はありません・・・」と書かれ、そのあとに、また、なんと長々と「説教」される始末・・・
しかも、その内容は私には当てはまらない内容ときた。
 
そのあとに「守護霊の言葉」として、また抽象的な話と説教が長々と書かれ、「すべては自分が引き寄せたもの」ととスピリチュアル系の本に書かれたことをいい、肝心な仕事への影響や、その不思議な出来事の原因などは一切書かれていなかった。
 
少なくても、今後の仕事の展開や、守護霊の言葉なら、もっと私個人あての的確な話が有ってしかり・・・
 
まったく、役に立たなかった。
 
そこで私も正直に感想を送り返した。
がっかりしたと・・・
 
 
するとその霊能者から「私は、霊障の有無、守護霊からのメッセージを伝える事が主な役目と思っております、しかし、この世界は見えぬ世界ですしたがって、申し上げたように、信じる信じないは大隈様次第です。」
 
まさに、最初から「見えない世界」だから・・・と居直っている。
 
そこで今朝から、このサイトにリンクを張っているいくつかのサイトをしらみつぶしに調べた。
 
 
 
●無料霊視をする霊能者。40年続けた霊能者業を引退し奉仕の霊視
このサイトは、沖縄の霊能者で、引退後に「奉仕」として霊視を受け付けているという。
まさに見上げた人と思いきや、「伝説の霊能者への相談はこちら」と書かれたところをクリックすると・・・

「伝説の霊能者ご相談先祈祷師は享年82歳でこの世を去りました。」と、がっかりさせて、それから「祈祷師が生前最も慕っていた先生にご相談ください。同じく『奉仕』の心を持ち、今も現役霊能者として活動されています。」と、書かれ、その見てもらった鑑定士へリンクが貼られている。

しかもおかしなことに右側の「固定ページ」と書かれたいくつかのページをクリックすると、すべて同じものであり、にわか作りであることがすぐわかる。

このサイトのドメイン情報を調べると「東京」である。

●究極の除霊
このサイト、ご親切なことにすべてのページに「おすすめ霊能者」として、その霊能者へのリンクが貼られている。
このサイトのドメイン情報を調べると、見てもらった鑑定士と同じ、「横浜」となっている。
 
 
 

●本物の除霊霊能者を5人紹介

http://no1jyorei.com/

そのNO1に、見てもらった鑑定士が挙げられている
面白いことに

霊能者ランキング

  • NO.1 ○○鑑定
  • NO.2 宜保愛子
  • NO.3 木村藤子
  • NO.4 サティア・サイババ
  • NO.5 江原啓之

らしい・・・
このサイトもドメイン情報は「東京」らしい
 
 
●沖縄神人
どうも沖縄の霊能者を紹介するサイトらしいが「会社概要」を見ると、横浜の住所が書かれ、その上に打消線が引かれ「現在体調を崩し、電話、メール、事務所訪問相談、出張対面、すべての業務を停止していますと、赤文字で書かれ、「無料の除霊相談窓口」には、例の鑑定士へのリンクが貼られている。
 
おかしなこともあるものだ、自分が休んでいるのに、わざわざライバルの同業者を推薦するか?
このサイトは、ドメイン検索では、「神奈川県」までしかわからなかったが、推薦している鑑定士も横浜で、神奈川県である。
 
 
●ようこそ Cult Webへ
 
ここはずいぶんと歴史があるようで、書き込みも多いが、「おすすめの霊能者」として、やはりその鑑定士を推薦している。
 
面白いことに、このドメイン情報を見ると、「究極の除霊」サイトと、同一の横浜の住所となっている。
 
 
 
さてさて、今度は「口コミ情報」なのだが
 
●おすすめ霊能者サイト
 
「オススメ霊能者の口コミ・評判を紹介します」と書かれ、ブログの書き込みは2012年に始まり、かなりの数なのだが、すべて、その鑑定士にリンクが貼られている。
このブログは、推薦している鑑定士と同じサイトらしい・・・
 
 
他にも調べたときにはいろいろ出てきたのだが、記録を取り損ねているが、
少なくても「信頼できる霊能者」としてこれだけあげられ、しかもランキングではサイババなど足元にも及ばない霊視鑑定者が、私の不思議体験について、何も説明できず、仕事についても具体的な指示もなく、守護霊の名前はおろか、性別も解らないなんてあり得るかな?
霊視結果はとても抽象的で、何一つ具体的な結果は記されていない。
 
これらのリンクは、すべて、人間心理をうまく利用し、巧妙に仕組まれたもので、ドメイン情報も、東京と神奈川に集中している・・・
明らかに誘導のためのさくらサイトと思われる。
このさくらサイトの多くは、まず「無料相談」というキーワードで人を誘い、そのあとにそのサイトでは無料相談を断ったうえで、自分のサイトにリンクして誘っている。
悪質な手口を使う、要注意人物であることは、確か・・・・
 
 
 
ただ、それでも霊の世界は存在していると信じるが・・・
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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