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放送日が決まったようです・・・・

7月に日本テレビから取材を受けていた番組の放送予定が、やっと決まったようです。

レポーターは、どこにでもいそうな青年でしたが・・・・

有名人らしく、3台のカメラと、10人を超すスタッフが来ていました。

10/15日(土) 日本テレビ

 番組名        「嵐にいやがれ」

 コーナー     相葉雅紀の代行調査

 放送時間     午後10時~

ただし・・・・

現在、世界情勢が不安定なので、特別番組が入るかもしれません・・・・

(資)文化財復元センター おおくま

写真におけるスーパーリアリズム

本日facebookからのリンクで、あるタレントを写真をもとに鉛筆画で描いている人の動画を見た。

私自身も写真を始める前に、絵を描いていた時期があるのだが・・・

当時「写実画」に凝っていたのだが、しかしながらデッサン力が伴わず、結局は絵画を辞め、写真の世界にのめりこんだ。

写真は絵画と違い、シャッターを押せば、狙ったものが撮れる・・・

そう安易に考えての転向だったが、現実はそう甘くなかった。

つまりいくら「感覚」が鋭くても、それを「」にするためには、ちゃんとした「写真技術」の習得を必要とした。

当時、特に「モノクロ写真」にのめりこんで時期があり、写真の諧調をコントロールする「ゾーンシステム」に、随分とはまっていた時期があった。

また、当時から、「人のやらないこと」をやることに、悦を感じる性格は、未だに復元の仕事を始めても変わっておらず、16年を過ぎた現在も、未だにこの復元技術は日本はおろか、たぶん世界的にも他に例を見ないものと思う。

さて、本題に入るが、私は何事にも「究極」と言う言葉を好み、どうせやるなら、写真で当たり前の「リアル」を超えた「スーパーリアリズム」ともいうべき写真を創っていた時期がある。

現在のデジタルカメラでいう「画素数」とは、アナログのフイルムでいう「解像度」と同じ意味を持つ。

つまり1つの銘柄のフィルムでも、35ミリ版と4×5版では単位面積当たりの解像度が同じでも、フイルム面積が大きく違うと、拡大率が変わる。

結果として同じ大きさのプリントの解像度は、違って見える。

また、そのフイルムの銘柄により、粒状性も変わり、解像度の違いが現れる。

まずこれを基本に考えてもらうと、フイルムは大きいほうがよく、しかもフイルムの粒状性は細かいほど、細部の解像度が高い。

とは言っても、フイルムには「粒子」があるから、限界もある・・・

ところが、「無粒子」と言われるフイルムの存在があり、新聞などの文字情報の複写用に「マイクロフィルム」と呼ばれるものがそれだが、このフィルム、一般的に「35ミリ版」が主となる。

同じ性質のフイルムが当時市販されていたのだが、富士フィルムの「ミニコピー」そしてコダックの「テクニカルパン」と呼ばれていた。

その中のミニコピーは「ブローニー版」しか存在しなかったが、コダックの「テクニカルパン」は、日本国内では「ブローニー版」までしか輸入されていなかった。

このフイルム、実は4×5版と8×10サイズまで存在していたので、当時「個人輸入」で取り寄せて、ゾーンシステムのフイルム現像で、本来白と黒しか写らないのに、「写真諧調」の表現を可能として使っていた。

実は4×5サイズのフィルムだと、3メートルほどのプリントを作ったが、全く粒子は見えなかったくらいの、高解像度フィルムであった。

そのフィルムを使い、知人の作品である「ホワイトキルト」を撮ったことがあり、それを思い出し、6切りのプリントと半切のプリントから、スキャナーで取り込んだ。

テクニカルパンは、一般的なフィルムと少し感色性が違い、トーンも独特であり、風景写真を撮っても、一寸雰囲気が違っていた。

そんな「究極」のアナログ写真に拘っていたから、今のデジタル復元でも「高解像度」のデーターを撮る技術があり、細部に残る「痕跡」から、当時の姿を再現することができている。


 

ホワイトキルト・全体 のネット用
白布に白糸でキルティングさたたものであり、この全体の大きさで、縫い目を表現するのは難しい。
ホワイトキルト・部分拡大 のネット用
その左端の中央部分のかくだいとりこみだが、元のプリント6切りサイズからの取り込みであり、すこしボケているが、フイルム上ではおそらくキルティングの糸の縫い目ははっきり見えるはず。
ホワイトキルト1繋ぎ のネット用
ラブシートのソファに掛けて撮ったもの。
ホワイトキルト-2繋ぎ のネット用

その中央部の拡大撮影画像

(資)文化財復元センター  おおくま

紫外線フィルター

紫外線撮影には、赤外線撮影のように安価なゼラチンフィルター(?)が使えない。
いゃ存在しない。


撮影のためには高価な紫外線透過・可視光カットのフィルターを使うのだが、これが赤外線撮影と違い、ほとんど資料がない。

フィルターの製造会社に問い合わせても「特性」の資料はあるが、それが撮影した時にどう影響するのか?

私は専門家ではないので、さっぱりわからず、問い合わせても相手もその手の資料は無いという。

実はすでに2枚の撮影用のフィルターを持っているが、PowerPhase FXは赤外線域の感度は高いが、紫外線域の感度は極端に低い。

とは言っても、紫外線ライトを自作したりするが、しかし光量的に限度がある。

そこで透過する波長を可視域の400nm付近まで上げようと思い、フィルター製作会社に問い合わせたが、既定の波長のものしかない。

ただ・・・

手元のフィルターは2ミリ厚と3ミリ厚なのだが、これが1ミリ厚のフィルターもあるらしい・・・

資料がないから、貸し出すから自分でテストしてくれと言われ、本日テストしたら、確かに厚みが違うと紫外線の透過率も違うようで、1絞りから2絞り分は画像として明るく写ることが判明。

ただし規制のサイズは50ミリ角なので、75ミリ角は「特注」となる。

注文したが、結構いい値段である。

とにかくPro用のデジタル機器は金が掛かる・・・・

 

(資)文化財復元センター  おおくま

面白い話が舞い込んだ

窮すれば変ず」は、確実に起きているらしい・・・・

先日ブログにも書いたがNHKの「よみがえりマイスター」の番組内で、戦時中の葉書の復元をする。

その取材が、今週の土曜日6/27日~月曜日6/29日まで、取材陣が数名うちの仕事場までくる。

そして、7月の中ごろに、今度は私が東京のNHKのスタジオ収録にお呼びがかかった。

シンクロニシティは確実に起きており、実は先ほど某テレビ局の番組担当者が電話を入れてきた。

「千五」いゃ「戦後70年であり、古い手紙の復元を取材したい」と・・・・

ただ、そんなによく仕事が入るわけではないので、復元希望者を募集しようかと言う話が出た。

近日中にその件もまたお知らせします。

 

(資)文化財復元センター  おおくま

赤外線撮影・つづき

35ミリのデジカメに、伸ばしレンズを取り付けるアダプターはいろいろあり、その組み合わせで、レンズを直接ボディにねじ込んで、ねじ山をヘリコイド代わりに使って、A4サイズにピントを合わせるのは可能であるが、しかしたとえばF2.8のレンズとF4.0のレンズを比較すると、F2.8は明らかに、レンズの後ろ側が飛び出しているので、直接付けても、カメラのミラーアップ時にぶつかる可能性がある。
そこでF4.0のレンズをわざわざ手に入れた。


001
引き伸ばしレンズの後部の凸の違い
ただ、直接取り付けていも、クローズアップで撮るには、ピントが合わない。

そこで次に考えられるのは、接写用のベローズを使うこと。
025
ところが、これでは105mm程度のレンズで、かなりのクローズアップの写真しか撮れない。

つまり、50mmでは、ボディとの距離が離れすぎるから、さらに極端なクローズアップしか、ピントが合わない。

そこで、最初はこのベローズの改良をいろいろと思案したのだが、金属部を加工するのは難しいし、このままでは4×5の凹みボードのような機能はつけられない。

さんざん思案した挙句、撮影レンズ用の蛇腹フードを使うことにした。
014 031
034 043
セミ判カメラ用の蛇腹フードに、4×5の凹みボードと、35ミリカメラ用のマウントをセットして、完成。

ご覧のとおり、ベローズに比べると、ボディとレンズの距離は、画期的に近づいた。

しかし、カメラにセットしてテスト撮影をすると、やはり50mmの伸ばしレンズでは、ピントの合う位置が限られる。
マクロカラー 50mm F5のコピー F4-50mmF5のコピー
ボディに直付けした場合 F2.8レンズのピントの限界 F4.0レンズのピントの限界
F4.0のレンズは、後部の凸が少ない分、若干広く写せるが、これでは中間のクローズアップが撮れない。

手元に105mmレンズはあるが、それでは複写スタンドの支柱の長さが足りない。

そこで80mmは5.6のレンズを手に入れ、撮影してみた。
マクロカラー 80mmF8のコピー
      50mmレンズ直付け     80mmレンズのピントの限界
これなら使えそう・・・・

(資)文化財復元センター  おおくま 

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