なんかどこかで聞いたような名前で、またどこにでもありそうな平成プロジェクト。
うちの「文化財復元センター」っうのもまさに同じ。
でも法務局で同名の会社を調べたけど無いし、またネットを検索しても出てこなかった。
だったら「早い者勝ち」とばかりに、合資会社なのに、でっかく「文化財復元センター」とつけさせていただいた。
さて、話を戻して「平成プロジェクト」を検索すると「(財)国土計画協会」なる硬そうなところが検索にはあがるものの、ほとんどは、私が取り上げる「平成プロジェクト」なる団体名が出てくる。
実は私は「(資)文化財復元センター」以外に「特定非営利活動法人・画像による文化財復元研究会」というNPOの
代表もしていまして、その絡みで「ぶらっと」というNPO関係のブログに出入りしています。
そこで「蘇る玉虫厨子」というバナーが目に入った。
ちょっと気になるので覗いてみると・・・
どうも今年の夏に法隆寺の国宝の玉虫厨子を、平成の職人技でもう一度作り奉納されるらしい。
その企画を「平成プロジェクト」という団体が行っているという。
興味がわき、さらに「平成プロジェクトとは?」を見ると・・・
さらにさかのぼって「平成職人の挑戦」という記録映画も作ったとある。
その内容は、高山の「祭屋台」は現存するものは100年以上前に作られたものばかりで、高山にはそれを修理する職人が何人も居るが、彼らは修理はするが、自分たちが新しいものを作った経験が無いという。
職人の技は、やはり仕事をしないと途絶えてしまう。
そこで地元の企業の会長なのかな?「中田金太」というヒトがスポンサーとなり平成の職人を総動員して何台もの祭屋台を作る過程を記録したドキュメンタリーらしい・・・
凄く興味がわく。
うちの復元もそうですが、世の中、お金になる事には出資するヒトが居ても、見返りの期待できない「文化事業」のために私財を投げ出すヒトは最近は少ない。
昔は「旦那衆」といって、絵師や芸人や腕のいい職人のスポンサーとして大金を投げ出すヒトが居たらしい。
この金太さんはまさにそういうヒトらしい・・・
で、うちでも、今はNHKの大河ドラマで舞台ですが、諏訪や甲府地域にも、そこまで大きくはないが、このブログにも書いた「勝手神社」にはスポンサーとしていろいろと私財を投じられる地元企業の「会長」さんが居られる。
その方が「私が金を出す」と一言言われたから、あの復元は実現したわけで、この「平成プロジェクト」の代表をされている「益田祐美子」は元はといえば、一主婦という立場から「風の絨毯」と言う、日本とイランの合作映画のプロデューサーをされたヒト。
舞台はやはり高山で、益田さんの出身地でもあり、その話も「金太さん」の祭屋台から始まる。
ずいぶん資金集めに苦労されたらしく、それを「私、映画のために1億5千万円集めました」という本も出されている。
買って読んでみました。
こういうヒトと是非仕事をしてみたいと思い、思わず売り込みのための資料を送ってみた。