アイ・アム・サム・NETFLIX
2001年のアメリカの作品である。
以前に知的障害のある母親が、お腹を痛めたわけでもない養女を、どれだけ愛していたのか?と言う中国の
と、言う作品を紹介した。
この作品も知的障害のある父親が、わが娘をどれだけ愛しているのか?
それを胸が痛いほど感じさせる作品なのだが、7歳の知能しか持たない父親と一緒に育った障害の無い7歳の娘。
娘はそんな父親に、むしろ自分が母親のように優しく接しているのだが、福祉課の職員がその父親には子供を育てる能力が無いと、親権の剥奪の訴えを起こす。
その障害を持つ父親は、優秀な女性弁護士に弁護を頼みに行くが・・・
女性弁護士は弁護料が払えそうもないので、その依頼を断る。
しかし度重なる依頼に、最後は無料で弁護を引き受け、裁判は続く。
もう一歩と言うところで力及ばす、その少女は父親と引き離され、里親のもとに引き取られる。
が、しかし、女性弁護士は再度裁判へ持ち込むが・・・・
その間知的障害があっても、娘を愛してやまない父親の愛情に、里親も最後は折れる・・・
親子の愛が、むしろ知的障害があるために、純粋に注がれ、娘もそんな父親をとても慕う。
「無償の愛」と言う言葉は、キリスト教での一つのテーマだが、これぞまさにその見本であると言える。
(資)文化財復元センター おおくま