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赤外域940nmの世界
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この前から、赤外線による社寺等の写真を撮っている。

それらの写真は900nmのレンズの前に付けるガラスフィルターを使っての撮影である。

復元の撮影時は900nmのLEDを、照明として使うのだが、暗黒で撮影するので、赤外線フィルターは必要ない。

それで撮影していて、撮影感度の低さを感じることも無いのだが、屋外での風景となると「可視光」をカットしないといけないので、どの波長のフィルターを使うかによって、画像の上りに差ができる。
だいたい700nmあたりから上を赤外域と呼ぶが、昔の赤外線フィルムは、ほとんどが700nm台までしか感光しなかったが、デジカメのCCDは1000nmあたりまで感光するらしい・・・

それでいつも使っているフィルターが900nmのガラスフィルターだったから、今回レンズとボディの間を繋ぐアダプター内にゼラチンフィルターを入れてもらった。

そうすればわざわざレンズの前に付ける必要が無い。
それはありがたいのだが、どうせつけるのなら、一番波長のたかいものを使おうとした。
それはIR96なのだが、カメラを改造した会社に依頼すると、感度が低すぎて手持ちじゃとれないかも・・・・と言われ、それじゃIR94にしてもらった。

ところが先週末からまた諏訪大社へ行ってきた。

で、現地で撮ろうとしたら・・・

なんといつものiso400の感度では、シャッターが切れない。
つまりとても手持ちで撮れる感度ではなく、iso1600にセットしてかろうじてシャッターが切れるくらいに、IR94は感度が低い。

おかしいと思い、現場から改造担当者に電話を入れると、いつも使っている900nmのガラスフィルターは、実は800nmあたりから緩やかに光を拾っていたらしい・・・

つまり厳密に900nmでの撮影ではなかったから、手持ちでも問題なくシャッターが切れていたらしい。

結局940nmのゼラチンフィルターをアダプターに付けたままでは、ほとんどシャープな写真が撮れなかった。

それで、今度は自分でゼラチンフィルターをカットして、手持ち可能なフィルターと付け替えることにした。

今回諏訪大社ではそんなわけであまり良い写真が撮れていない。

そのご150キロほど走り「皆神山」へ行ってきた。
ここはUFOがよく来るとか、霊的にいろいろあるらしく、頂上のある皆神神社の境内に3つの神社が立っている。

その一番奥にある小さな社が、大本の出口王仁三郎が建てたものらしい・・・

(資)文化財復元センター  おおくま

諏訪大社・秋宮

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皆神山

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