実は私は数年前から、ネットの配信サイトをハシゴしている。
いくつもの「有料サイト」は、最初の1か月ほど、無料のサイトが多い。
その1か月間にも多い時で100くらいの作品を見て・・・
無料期間が終わる前に、解約し、次のサイトを見始め・・・
そしてまた次のサイトに移る。
それを繰り返すと、見たい作品、数百を、無料で見れる。
その後も、1か月単位で、新しい作品が入るのを待ち、また次のサイトへ移る・・・
普段、映画も見ないし、本も読まないものが、一気に数百冊の本、数百の映画を見た。
そこから学ぶべきものはとても大きかったが、今回の「五日市物語」って、ズバリ「ご当地映画」であり、現在「あきる野市」が、全面バックアップしていると言うか、たぶんスポンサーとなって創られた映画だと思う。
だけど・・・
決して五日市のたんなるPR映画にとどまらず、見る人を惹きつける何かがある。
それはたぶん脚本がいいんだと思うが、ある情報収集会社の社員が、仕事で「五日市」の取材に訪れる。
そこで出会った市の職員もまた、自分の地元に興味を覚えるのだが、主人公の女性は、その取材が中止になったことで、その会社を辞め、五日市の取材を私費で続行し、また市の職員も個人的に続行する。
いずれ二人は結ばれるのだが、私がこの映画を見ている間、とても「幸せ」な気分を味わった。
それはこの主人公のキャラクターである、ノー天気で、前向きな性格にとても「共感」を覚えたからなのだが・・・
私は17年前に離婚したが、最初に縁が繋がったのが、東京の17歳年下で、貿易事務をしている娘・・・
その娘と縁が繋がったのは、当時「偶然」だと思っていたが、数年前に、「精神世界」にのめり込み、世の中には偶然は存在せず、あるのは「必然」だけだという事を知った。
その彼女の性格は、私とは正反対で「悩まない」「落ち込まない」「深く考えない」の三拍子がそろっていた。
私はソレを、彼女の「欠点」だと思っていたが・・・
ある出来事から、私は彼女の「受け取り方」を変えた。
そうすると・・・彼女のその楽観的な考え方は、私には無い「長所」で有ることに気が付いた。
つまり、一つの出来事でも「自分の受け取り方」次第では、プラスにもなればマイナスにもなることを知った。
だけど・・・
結局は彼女との仲も終わり、その後幾人かと付き合ったが、ソレナリに学ぶべきものはあったが、最初の彼女ほどインパクトはなかった。
その意味がやっと解ったのは、60歳を超えた後・・・
この映画の主人公の女性も、まさしく彼女の性格と同じ、ノー天気だけど、だけど自分のやりたいことをちゃんとわきまえている。
結果として、とても見ていて「ハッピー」な気持ちになれる映画なのだが・・・
そこは脚本がいいのと、主人公とその周りの人々のキャラクターとか実にマッチしており、フッーの行政がPR目的で作った「ご当地映画」の域を超えていると思う。
このサイトも無料期間が有り、その間にキャンセルすれば「タダ」で、ハッピーな気分を味わえる。