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邦画 「金環食」・NETFLIX
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1975年の東宝の作品らしい・・

もう40年も昔の映画で、日本映画界の重鎮と言われる役者がほとんど顔穂合わせていた。

話はダム建設に絡む汚職の話だが、どうも実際に起きた事件を元に書かれているらしい・・

宇野重吉が、いかにも下品な金貸しを演じていたり、三国廉太郎がガサツな国会議員を演じていたり、また若かりし仲代達也が冷徹な官房長官を演じていて、それぞれに役柄になり切り、政治の世界の裏側がいかに金紛れか・・・

映画の始まりの部分に

まわりは金色の栄光に輝いて見えるが

中の方は真っ黒に腐っている

と、出て・・・

それから大きく「金環食 きんかんしょく」と表示され、ストーリーが始まる。

見ていてどんどん引き込まれ、政治の世界がいかに汚いか、腹が立ちながら最後まで見終えた。

一人の金貸しが、政界の裏を嗅ぎ付け、ゆさぶりをかけるが・・・

最後は仲代達也の方が、勝利し、話は終わる。

関係者の秘書官や政治新聞の社長が殺され、真実は闇へと葬られる。

40年前と今の政治の中心部も何も変わっておらず、私欲のために、国民の血税を貪り食う。

いくら「日本会議」が、大義名分を掲げても、実行に移す政界がこんな状態では、とても「神の国」の実現は程遠いと私は思う。

(資)文化財復元センター おおくま

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