と、いきりいいかげん話になるが・・・
私は過去何回も手持ちの「海猿」のDVDを見てきた。
で、はっきり言えるのは、みんなフジテレビと言うと、スグに反韓意識で悪く言うけど、少なくてもこの「海猿」を作った現場のスタッフは・・・
けっしてハリウッドに負けることのない、映画を創り上げたと、私ははっきりと言いたい。
つまり私は「的レベル」を重視するのだが、ハリウッドは有りもしないものをあたかも事実であるように、CGで見せることは得意でも、この映画のシリーズのように、現場で救援活動に命をかける人々の「おもい」など、けっしてハリウッドでは見ることができない。
だけと゜・・・・
このシリーズにはそれが描かれている。
その価値を採否を浮かすべきだと私は思う。
去年の暮れから正月にかけて、一つの仕事が飛び込んできた。
何やら遺言書の消された部分を読めないかと言う問い合わせである。
私も何度も上から消された文字の復元経験はあるが、しかし実物からではなく、コピーからとの話であった。
早速送ってもらった原稿を1億3千万画素のデジカメで撮ってみた。
すると・・・・
このコピー機は、微妙な濃淡を、トナーの濃度で表現するものではなく、新聞の写真印刷と同じ「網点」の大小で、グレーを表現するものであった。
濃淡は網点で表現されている |
ところが今回は、原稿自体がコピーであり、トナーの黒一色で、しかも濃淡は網点の大きさで表現されているものだから、画像処理の段階で、切り分けることができなかった。
本来、諦めるべきなのだが・・・
元々この復元の仕事は、一つの完成した技術があるわけではなく、すべては現状が違うので、それぞれに合った方法を「試行錯誤」で探し出して、ここまで技術を伸ばしてきた。
そこで考えられることは、ある程度の部分で、下に書かれている文字の見当がついているので、それ上から消された線を「人力」で消していくことにした。
私としても前代未聞の経験であるが、何度かやり直していると、文章としてつじつまが合う文字が判ってくる。
そうなれば、あとはその文字を探し出す作業となり、最終的には全て読み取ることができた。
現状画像 | 復元画像 |
(資)文化財復元センター おおくま
先週の土曜日に「嵐にしやがれ」の放送があり、その終了直後には、300近いアクセス数がすでにあった・・・
12時までのアクセスが353となり・・・
なんと翌日は2千を超えるとんでもないアクセスがあったのだが・・・・
関係者から、嵐に関する情報をファンが求めているらしく、収録状況等の削除依頼があり、急いで削除したのだが・・・
その後もアクセス数は常軌を逸した勢いだったが・・・
NHKの「よみがえりマイスター」の放送と比べ、アクセス数ははるかに今回の方が高いのだが・・・
そのアクセス記事のほとんどは、ブログの嵐に関するもの・・・・
肝心なわが社の「デジタル復元」の記事のアクセスは少ない・・・
当然、よみがえりマイスターは、中高年が対象だから、うちの技術に対する関心は高かった。
ところが今回は、検索キーワードの中に「精華町」と言う単語まで出てきた・・・
我々の年代と違い、タレントの追っかけとでもいう若い娘が多いらしく、記事の削除は確かに正解だった。
さて、やっと昨日のアクセス数は「367」なのだが・・・
そのなかの多くのものは、あれを見てうちの技術に興味を持った人なのか?それとも元々そうい言う技術を必要とする人なのか・・・
半分以上はうちの技術に関する記事へのアクセスだった・・・
やっと、正常化に戻りつつある・・・
(資)文化財復元センター おおくま