TS-E17mmによる「馬篭宿」
過去に幾度も撮っているのだが・・・・
今までは超広角レンズの12mm-24mmを好んで使い、特に12mmでの撮影を多用していた。
確かに迫力は出るのだが、垂直を維持しての撮影では遠近感がとてもあるのだが、なにぶん少し上向けての撮影や俯瞰しての撮影となれば、極端に上すぼまりとなる。
いぜんからずっと「シフトレンズ」が欲しかったが、なにぶん「TS-E17mm」はとても高価なレンズで、文化財復元などという儲からない仕事をしているものには、なかなか手が出るレンズではない。
それでも「TS-E24mm」なら、中古だとかなり値段が下がり、とりあえずそれを手にいれ使ってみたが、今まで12mmで撮っていたものだから、24mmって、画角が半分で入りきらない被写体も多くやはり不満であった。
今回やっと「TS-E17mm」の新品を手に入れた。
このレンズ、国内にほとんど在庫が無く、多くの販売店に確認して、やっと「在庫」の有る店をみつけ手に入れた。
ただこのレンズ、超広角でフッーフィルターが取り付かない。
かなり大きなフィルターで、PLフィルターを常用に手に入れ使ったものの、思ったほど「偏光効果」がなく、太陽が入るとフレアーが出る始末。
まぁ、とりあえずは数箇所よくいくところを撮ってきた。
やはりシフトレンズは「垂直」が保てるから、比較的自然な感じに写るが、使い込むまでは慣れが必要である。
(資)文化財復元センター おおくま