2014年のTBSの作品らしい・・・
【TBSオンデマンド】となっているが、テレビで放送されたものなのか、映画館で上映されたものなのかも・・・
私には判らない。
ただ言えることは、私は10年ほど前まで、邦画なんて「ダサい」というか、全く興味が無く、ハリウッドの映画が最高だと思っていた。
それが数年前から、「精神世界」を追求しはじめ、そしてネットの配信サイトをいくつも映画を見始めて・・・
それから多くの作品を見た。
当然最初は洋画がメインであったが・・・
「おくりびと」や「阿弥陀堂だより」などを見始めたころから、「邦画」の良さが解りはじめた。
なんっうかぁ・・・
邦画には洋画に無い「情」・「なさけ」・「おもいやり」など、3次元世界である、物質界では目に見えないけど・・・
実はヒトにとって一番大切なモノ・・・
それが、邦画の世界にはちゃんと描かれている。
そんな事に気が付いたのだが、昨夜と今日に掛けて「おくりびと」をまた見た・・・
私は若い頃、転職して写真館ら務めた。
まだ24歳の時、ちょうど40年も前の話しだが、私は仕事で葬儀のスナップを撮っていた時、店の先輩が現場にきて。「大隈君、仕事を代わりに来た「君のお父さんが亡くなった・・・」と言われたとき、私はいったいなんの話しなのかも理解できなかった。
私は離婚した母親のもとで育ったのだが、父親の元には、まだ中学や高校のころ、遊びに行った記憶があるのだが、父親は他のオンナとその連れ子と一緒に暮らしていた。
その後10年ほど行き来は無かったが、そんな父親が死んだと連絡があったらしい・・・
結局私たち兄弟は父親の葬儀に出席したが、その時私は仕事のプロ意識が働き、父親の葬儀のスナップや集合写真を、冷静沈着に撮っていた。
これって「おくりびと」に出てくるシーンと同じなんよね・・・
話しは戻すが、この物語も結局ニッポン人特有の「情」とか「なさけ」とか・・・・
ハリウッド映画ではほとんど描かれない「精神面」を描いたものだと思う。
高倉健のやくざ映画以後の作品が大好きなのだが・・・
彼の独特のイメージがあまりにも強烈過ぎて、彼は1931年の生まれと言う。
私より22歳も年上で、2014年に亡くなっているが、計算すると83歳となる。
彼は仲代達也と違い、年老いて、年相応の役が出来ず、結局は全盛時のイメージがあまりに強く、そのイメージを演じながら人生を閉じた。
吉永小百合も1945年の生まれで、私より8歳も歳上である。
しかし彼女も若い頃からの熱烈なファンが多く「サユリスト」とまで言われ、また彼女がウンコをする姿など想像できないとまで言われた。
この作品はすでに彼女が69歳の時だと思う・・・
彼女も高倉健同様に、あまりにもマドンナ的イメージが強すぎて、そこから抜け切れなかったと思う。
さすがにこの作品でも、全盛期の美貌も薄れ、目元にも小じわが目立つのだが・・・
それでも、高倉健や吉永小百合が出ているだけで・・・
独特の雰囲気がある。
話を戻して、我々は目に見えるもの、そして物質界である3次元に生きているのだが・・・
世の中、いゃ世界はすでに3次元から5次元に、次元上昇が始まっていると言う。
私の仕事は「目に見えない世界」と深く関わっているらしく、この仕事に導かれたり、そして潜在意識っうか、守護霊なのか、はたまた魂なのかは存ぜぬが、いろいろと私の価値観に影響を及ぼす。
で、結局のところ、5次元とは「目に見えない世界」つまり「精神世界」と強く繋がっていると思う。
その世界において、一番大事なことはヒトの「意識」だと言う。
意識とはつまり「おもい」「情」「なさけ」とか、目に見えないし、金で買えないけど・・・
実はヒトの人生において、一番大事なものだと思う。。。
邦画っうかぁ・・
ニツポン人には、もともとそういう精神的なものに、価値を見いだせる遺伝子を持っているのだと思う・・・
そんな遺伝子ももたないものが、自称「愛国者」を名乗るんだから、世も末である。
(資)文化財復元センター おおくま