以前に「けじめをつける・・・・」としてブログに書いたことがあるのだが、医療カルテの「消された部分」を 何とか読めないかという依頼を受けたことがある。
そのカルテは現物ではなく、「コピー」だったので、普段使う赤外線や紫外線という撮影法は効果を発揮しなかった。
かといって、そのまま返すわけにもいかず、閃いたのは「スキャナー」を使う方法であった。
本来文化財は「非接触」で「非破壊」が原則であり、ガラス面が接触するスキャナーは使うことが無い。
しかしながら今回の復元物は「コピー」であり、痛むことのないので使ったのだが・・・
実はこの医療カルテの復元の話、あの時も話したのだが「医療ミス」の可能性があり、現在弁護士を立てて裁判中との連絡が入っ た。
その証拠品として当社の復元画像を使いたいとのこと。
協力させていただくことにした。
(資)文化財復元センター おおくま