2015年8月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ブログメニュー

伊藤千代子・その2
Pocket

先週の土曜日に、諏訪の伊藤千代子の関係者と会ってきた。

ある知人も言っていたし、ネットを見ると「共産党が伊藤千代子を利用している」と言われている。

ちょっと心配だったが、その関係者宅には確かに共産党のポスターや資料があった。

ただその方も諏訪の市会議員をされていたが、若年性痴ほう症と言うのか?
物忘れが少しずつ進行するようになり、議員を引退されている。

しかし、彼は地元の「伊藤千代子」を全国に紹介し、広く市民や議員たちから寄付を集め、記念碑を建てられた。
それは伊藤千代子の墓のすぐ近くにあり、その碑には恩師であるアララギの土屋文明の直筆の短歌が刻まれている。

そして彼女ゆかりの学校跡地なども見学させてもらったが、正直言って現在ではその跡形もない感じである。

ただ、今回の諏訪行は、いくつも不思議な経験をした。

まず、ルイーダでの初めての遠出だが、事前にクーラーの調子が少し悪いことが判っていたので、コンプレッサーを替えてもらっていたのに、それでも途中から炎天下で、クーラーが効かなくなった。

でも、夕方涼しくなると、またクーラーは効きだす。

翌日はその関係者の車で、墓参りや図書館へ行ったので、助かったが、その日も帰りにクーラーが効かなくなった。

で、不思議というのは、今回α7を持って行って、赤外線で彼女ゆかりの場所を撮ろうと思った。

ところが墓を撮ろうとしたら・・・・
シャッターが下りない。
最初はバッテリー切れの様子だったが、入れ替えてもシャッターは切れずに、結局いつものコンパクトカメラで撮る羽目になった。

 

003 001
005 006
007 008
010

 

そして、実は今回の諏訪行は、北海道から問い合わせがあった「伊藤千代子の手紙4通」のコピーが、諏訪の図書館にあるらしく、それを見るのが一番の目的であった。

で、実は図書館について、車を降りた途端に、何か頭に気持ち悪いものを感じた・・・
何も霊気とかいう話ではなく、頭に蜘蛛の巣のようなものが付いたような感じで、すぐに振り払って図書館の中に入った。

そして手続きを取って、その手紙のコピーを見ながら、関係者と2時間近く話をしていたのだが・・・
ふと自分の手元を見ると、そこに小さい蜘蛛が居た。
慌てて振り払ったのだが、どうもさっきの頭についてものの正体らしい・・・

ただ、これだけのことだが、それを「たまたま・・・」と普通の人は考えるだろうが、私は明らかに「共時性」が働いていると直感した。

カメラのシャッターが下りなかったこと、そして図書館に着き、彼女の手紙を見ようとしたとたんに、蜘蛛と出くわしたこと。

なにか意味があると私は思う。

さて、問題の手紙であるが、閲覧はできるがコピーも取れないし、持ち出しもできないらしい・・・

その関係者は北海道の実物はそれ以上に厳しい状態で、復元のための持ち出しなど絶対に許可が下りないはずと言う。

すると・・・
北海道からの問い合わせは単なる「願望」だけなのか??

もう一つ大事なことは、その問題とされる消された場所は、4通の中の1通だけで。その他にもところどころ本人が誤字を訂正した箇所があるだけ・・・

そうすると、果たしてその問題の個所は権力側が検閲で消したものか?
あるいは彼女自ら、その部分を書き直すために消したのか??

そこは復元してみないと何とも言えない。

ただ、北海道の問い合わせしてきた人とは連絡がなかなか取れず、昨日催促のFAXを入れて、やっと本心を聴けたのだが・・・・

結果として諏訪の関係者も、北海道の関係者も、共産党の人ではあるが、宣伝目的で利用することは考えておらず、彼女の「手紙」との関わり合いから、彼女のことを知らしめようとしているとのこと。

まぁそれが判り、諏訪の神様が私を彼女の手紙に導いた意味が、やっと理解できた。

(資)文化財復元センター  おおくま

Pocket

これまでのコメント

  1. yoshi :

    「伊藤千代子」で検索していましたらこのサイトに辿り着きました。
    千代子の家系は絶えておりますが、私は千代子の養祖母よ祢の家系の者です。
    我が家では代々千代子の事は語られることは有りませんでしたが、
    それは共産党・獄中死等けして他人に誇れる事では無かった為でしょうか。
    千代子に関する物と言えば昭和3年の逮捕された新聞記事と数年間千代子が
    過ごしたと思われる家の写真だけが我が家に残されているだけです。
    千代子の墓を守っている方も既に高齢で、その子供も他県に在住しており
    まだ未婚である事を考えれば先々誰がお墓を守ってくれるのかと思っている次第です。
    余計な事を書いてしまいましたが、親族のひとりとして千代子に関心を持って
    頂いた事に感謝致します。

この記事にコメントする

このページのトップへ