2007年6月
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先日、わたしが代表を務めるもうひとつの法人「特定非営利活動法人・画像による文化財復元研究会」の総会を行った。
その中で一部定款の変更が必要となるのだが、「入会金・会費」の廃止を行った。
「(資)文化財復元センター」を立ち上げて1年後にNPOも立ち上げたのだが、この「デジタル画像による文化財の復元」と言う事業は、一般企業の商品販売などと違い、「営利目的」で行うべき事業じゃない。
もともと文化財や歴史などは、公の研究機関や大学などで行われることが多く、それ自体が金を生むことはほとんど無い。
つまり、出費に似合うだけの収入は得られないものである。
だから、誰も民間の文化財のデジタル復元を手がけない。
それをわたしはやろうとしているのだが、確かに金銭的に苦労する。
本来、見返りは期待できない事業だから、どうしても行政機関からの「外部委託」とか補助金やあるいは寄付がないとなかなか維持できない。


そう考えたとき「NPO」と言う組織が、それらに有効なことを知った。
急いで設立準備に掛かったが、なにぶん「会員」が居ないと設立できない。
で、やむなく知人やネットで呼びかけて、必要会員は確保できたものの、こちらからお願いして事であり、会費まではもらいづらい・・・
やむなく、わたしが自腹を切ることとなった。
NPOも2年が過ぎ、3年目ともなると、いつまでも自腹を切り続けるのもどうかと思う。
で、今回の総会で会費を廃止した。
だけど・・・
それでは定期的な収入が無いことになり、補助金の申請には不利となる。
もともと寄付を募りたかったが、なかなか具体的なアイデアが出ないまま2年が過ぎた。
今回、思い切って「寄付のお願い」を前面に出して、NPOの方のホームページをリニューアルしようと思う。
私自身も「寄付」などほとんど経験の無い人間で、NPO事業に対して果たして寄付など集まるのか?
懐疑心が強かったので、ネットで「NPO 寄付」と検索すると、いろんな情報が得られた。
日本では寄付文化が定着していないが、アメリカでは100倍の金額が集まると言う。
どうすれば、NPO活動に対して寄付を集められるか?と言う一番知りたい情報を載せているページも見つけたし、もうひとつが「1クリック募金」と言う制度の事。
「ぶらっと」と言うNPO関係のサイトがあり、そこでも「一日一膳」と言うクリックがある。
だけど、なぜそれがお金に換わるのかが良く判らなかった。
それについて「インターネットクリック募金の疑問・質問」
と言うサイトに詳しく書かれているのだが、スポンサーとなった企業が1クリックに対し1円と言う形でその対象のNPO活動に寄付をしてくれると言う。
一番有名なのが「クリックで救える命がある」と言うサイトで、そこには複数の企業からの1クリック寄付のボタンがある。
いろんなジャンルの活動に対しそれぞれ寄付を行える形のようであり、この「特定非営利活動法人・画像による文化財復元研究会」もホームページのリニューアルが済んだらこういうサイトに寄付のお願いをしようと思う。

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