デジタルアーカイブと当社のデジタル復元の違い
デジタルアーカイブとは、公文書や図書の他に、有形・無形の文化財を、デジタル化し「記録」として保存することを目的とし、1995年の「G7・世界情報インフラ関係閣僚会議」の合意により、日本国政府おいてもいろんな省庁にて補助金をだし、研究や事業が行われている。
またWikipediaによればデジタルアーカイブという言葉そのものは、1990年代の中ごろに東京大学名誉教授の月尾嘉男氏による造語と言われる。
デジタルアーカイブはあくまでも記録であり、アナログでの保存と比べ、デジタルデーターそのものは劣化せず、また場所も取らない。
ただ、デジタルアーカイブは多くの場合、あくまでも「現状」の姿を、後世に残すこと、またはそれを二次利用するために行われるが、当社の行うところの「デジタル復元」とは、現状のデジタル画像を基に「制作当時」の姿を「想定復元」するものであり、当社の技術の特徴は、3DやCGによる復元と違い、あくまでも「撮影画像」を基に行うもので、3DやCGは、あくまでも「絵」であり、存在しないものもリアルに描けるが、しかし「写真画像」は存在しないものは写らない。
その違いは大きく、肉眼では確認できない制作時の情報が、赤外線撮影や紫外線撮影等の特殊撮影により、視覚化され、その情報を基に復元作業を行うものであるから、想像で描いたものと違い、より現実性を有する復元法と言える。