- 【わがままでもいいもん・・・】
- 2006年06月12日08:17
この話、18年前の話だから・・・
僕が付き合った女の話をするのを、ほとんどの女は気に入らないらしいし、また相手も自分の過去を話したがらないけど・・・
それって「互いを知る」上で、相手がどんな人生を送ってきて「今」があるのか??
また自分も相手に知ってもらわないと、結局は自分も相手を「誤解」することになるわけ・・・
これは「最初の彼女」の次の次の人の話なんだけど、僕が自分で「情が深い」そして「お節介」だということを、まさに絵にかいたような話だよな・・・
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今から5年ほど前の話なんだけど、ある出会い系で×2のオンナと知り合った。
職業は助産婦で、某ブランド産婦人科病院の主任助産婦の一人だった。
何度がやり取りをして判った事は、彼女は仕事では認められ生き甲斐を感じているけど、2度にわたる人生の失敗で、夜勤明けなどにお風呂に入ると、沈むらしいズブズブズフッ・・・チャウチャウそう、彼女はコジカ・・・・
最初の離婚はお産直後に父親から実家に戻された。
当時は看護婦をしていたけど、自分の出産で助産婦がいかに大事な仕事か感じたらしく、幼い我が子を実家に預け、大阪の助産婦学校に通ったとか・・・で、2度目は相手にも子供が有り、様は子育てのために急いで再婚を迫られたと言う。
いざ再婚しても、我が子と相手の子を差別されたり、それこそ相手と自分の常識の違いに驚いたと言う。
我慢していたけど、我が子が「おかぁさん、もう帰ろう・・・」と言ったとか。彼女とは、大晦日の某有名ジャズシンガーとの年越しライブで会ったんだけど、写真より小柄で目がキラキラ光っていて、僕は一目ぼれ・・・
コンサートが終わり、彼女はそのままあくる日の出勤のために、病院へ向かった。
翌日1月1日の夜に、彼女からメールが届いた。
どうも彼女の好みではなかったらしい・・・
あっさり振られたんよね・・・まぁそれは仕方が無いとしても、僕は彼女のトラウマを何とか治して上げたいと思ったわけよ・・・そう、コジカにはほおっておけない危なっかしさがあるわけ・・
彼女は当時自分のホームページを持っていて、そこに日記を載せていた。
そこには彼女の心の傷が生々しく綴られていた。
僕は何とかしてあげたいと思うわけ、そう言うのを見ると・・で、僕はその夜、振られたオンナに長い長いメールを入れた。
僕は彼女に言ったわけ・・・
「幸せになるには、相手を代えることじゃなく、そう言う自分自身の考え方を変える事」って・・・・変わったオトコだよね、振られたオンナの事を心配してやっているんだから・・・・・
するとすぐに彼女からメールが返った「ありがとう・・」と一言だけ、いかにも大きなお世話と言っているように思えた。
明くる朝、彼女はそんなトラウマを新興宗教で治そうとしていたらしく、本部のある横浜へ初詣のために、新幹線に乗っていた。
ぼくも仕事だったんだけど、いきなり携帯にメールが入った。そう、入るはずの無いヒトからの・・・・
「関が原は雪景色」「とても綺麗・・・」「この美しさを誰かに伝えたいと思った時、くまさんが浮かんだ」と・・・
僕は何度かのやり取りの末、もう一度会う約束を取り付けた。彼女のこころが動いたようである。
彼女の誰からも触れられたくない、そして実は触れて欲しかった心の奥に届いたのである。
それから彼女との付き合いは半年ほど続いた・・・・僕はこんな感じで長い文章を書く、だから携帯メールなんか見向きもしなかった。
だけど彼女は携帯メールを好んだ、つながりを感じられるからと・・・・と、言いながら彼女は病院での仕事だから切っている。
時々メールを入れてもなかなか返らない・・・
彼女は仕事が命であったわけ、勤務時間も長いけどそれ以上に彼女は熱心に研究会などでの発表などしていた。
僕はどんなに仕事が忙しくても、必ず心の片隅には彼女の事が有ったんだけど、彼女のほうは仕事が終わり、自宅でお風呂に使った後に、僕の事はやっと思い出すらしい。夜、病院の近くで車を留めて待っていても、いつも30分や1時間近く遅れてくるわけ、なかなか終わらないと・・・・
そんな事が何度かあったけど、彼女の仕事熱心に僕は怒りもしなかった。
彼女は複数の病院が集まる研究会で発表をする予定があり、毎晩遅くまで頑張っていたのを聞いているから、その発表会の夜に待ち合わせてねぎらうつもりだったわけ・・・
ところがいつもの様に30分・・1時間と待っても彼女は来ない。彼女が連絡を遣さない時は必ず何かあるわけ・・・
特に沈んでいる時は絶対にメールを入れても返らない。
だから僕は常に彼女の事を片隅に置いていたわけ、気に掛けていたんよね・・・
あるとき、何日も連絡が取れない・・・
彼女は自分の男を見る眼の無さを、占いでカバーするようになっていた。
その占いをしている彼女の友達に、メールを僕は入れたわけ・・・するとその友達は「モト彼が再婚すると言う話を聞いたらしい」「それで沈んでいる」との事。
僕はその晩急いで彼女に電話を入れ、彼女の元に駆けつけ、そして何も言わずに抱いてやった・・・普通は怒るでぇ・・・オトコは・・
自分は今付き合っているオトコがいながら、モト彼の再婚で沈むなんて・・・
責めもせず抱いていると、胸元で彼女が涙を流しているのが判るわけよ・・
僕は黙ってその涙をすすってあげた。オイオイそんな経験があって、そう、さっきの待ち合わせの話に戻るけど、1時間待ってもメール一つ入らないわけ・・フッーのオトコはとっくに怒って帰るよ・・・マジで
だけど、僕にはそれが出来ないわけ「もし後で来たら・・・」と思うんよ。
で、こちらからも何度も何度もメールも電話も入れた。
だけど、やっぱり連絡が取れない・・・
やっと2時間を過ぎて「ごめん」とメールが入った。今から向かうと言う。
本人曰く「親睦会があり、どうしても抜けられなかった」と言うわけ・・・
でもおかしくない??
トイレに行くといってメールの一つくらいは入れられたはず・・・
僕はさすがにその晩怒った!!彼女は自分が欲しい時にだけ、「相手の存在」があるわけ・・・
一方僕はどんなに忙しくても、マメに連絡を入れる。
そんなオンナなんよね・・・・僕は彼女の誕生日に、大きな花束をぼくの自宅に用意してびっくりさせた。
実は誕生祝と言って、彼女と下着を事前に買いに行っていて、それを祝いとしてあった。
そして、もっと驚かせたのは、彼女の好みのドレッサーを通販で買い、黙って僕の自宅に置いておいた、彼女が着た時のために・・・コジカは嫉妬深い性格らしく、僕の前の彼女用に置いてあったドレッサーを、わざわざ彼女好みのものと変えたわけ・・・
そこまでして彼女の誕生日を祝った。
そのお返しにと、彼女は旅行を約束した。その間に彼女は例によって僕との相性を、占いで見てもらっているわけ・・
僕は必ず占うと「金運が悪い」とでるのを知っているし、彼女はロマンティストの様で実はしっかり幻術、チャウ現実主義者だったりするわけ・・・
だから彼女には「二人の将来は二人で決めるもの」と言って、占いに行かないように言ってあったのに・・・
僕はまた怒った!!
相手の言っている事と、占いとどっちを信じるんだと・・・
彼女はごめんと謝ったわけ、そのときも・・・で、僕の誕生日が近づくと・・・
仕事の関係で前月までに、休みのスケジュールを決める事になっているらしく、彼女から「実はくまさんの誕生日の月に、友達と大好きなアスカのコンサートに行く約束がある」「だから、旅行を来月に延ばしたい」と言い出した。おっこるでぇ・・・
彼氏とアスカとどっちが大事や!!
と、思いながらもとりあえず承諾した。
で、そのアスカのコンサートの朝に彼女から電話があり「行ってきます」と言うわけよ・・・
そんなもん、こっちにしたら機嫌よく送り出せるわけ無いやん??
不機嫌にしていたんだけど、彼女はこっちの気持ちなどまったく察する事も出来ないわけよ、自分の事で精一杯で・・・・コンサートが終わり、あくる日に電話が入った「楽しかった」と・・・
僕はまた怒った!!
いいかげんにしろと・・・すると・・・
彼女は謝るどころか「しんどい・・・」と言い出したわけ・・・
自覚がないと言うか、「わがまま」なのが自分らしさであると言い出した。
それをとがめられる、のはしんどいと言うわけよ・・・
「また」別れると言い出した・・・「また」と言うのは当然前にも、そう・・・自分から言い出したことが有ったわけ、怒られた時に。
そのときに僕は「君の心の傷を癒せるのは僕しかいないよ」と言ったんだけど、聞かずに「さようなら・・」とメールが入ったわけよ。
ところが、それから30分くらいしたら「こころが苦しい・・・」とまたメールが入ったわけよ・・別れきれないらしい。
僕はその時も止めたし、今回も止めたわけ・・・でも今度は帰ってこなかった・・・
それからしばらくして、彼女はまた新しくホームページを立ち上げた。
そして、こんどは僕との事を「結局、愛していなかったんだと思う・・・」と綴っていた。そして、その新しいホームページのタイトルが、「わがままでもいいもん」
くまさん
コメント
- ビスコ@静夜思2006年06月12日 09:10
- くまさん
そのヲンナ もともとくまさんと縁がなかったような気がする
でないとしたら ちょっとあまりにも おかしすぎる ってか
かわいそうだよ(お互い)
なにも繋がってないような。。。。
- コメント
- くまさん2006年06月12日 09:56
- でも、いい経験になったでぇ・・・
反面教師って言ったやん?
その経験から何を学ぶか・・くまさん
- ビスコ@静夜思2006年06月12日 10:15
- 世の中 まだまだ 自分の物差しでは理解できない人は
いっぱいいる・・・かいな?(●^o^●)
- くまさん2006年06月12日 11:08
- まだまだ出てくるどぉ・・・
お楽しみに
- さくら2006年06月12日 20:35
- 動物占いのこじかのこと言ってますのん?>こじか
どんな人との出会いも縁であり学ぶことおおしですね^^
- くまさん2006年06月12日 21:25
- そっそっそ・・・
動物占いのコジカ・・・くまらいおん
- さくら2006年06月12日 21:31
- さくらはちなみにひつぢだよん♪
くまらいおん 恐るべし!(ぶはは
- くまさん2006年06月12日 21:36
- ひつじはコジカと似たところは有るけど・・・
でもまだおとなしいかなぁ・・・
- さくら2006年06月12日 22:03
- (´・ノω・`)コッソリ まぁいろいろなこぢかやひつぢもあるからw
僕はふつうのおばちゃんっすよ^^;
- くまさん2006年06月12日 22:37
- 僕ちんはふっーじゃないらいおんだす・・
- 【東儀 秀樹】
- 2006年06月06日10:51
また別の話・・・
先日、雅楽を聞いて涙が出た話をした。
その話を2年前に知り合ったある不思議系のメルトモにしたら・・・//////////////////////////////////////////////
「魂の記憶。御霊に触れたのだ。音魂」そういえば東儀さんは時計コレクターです。くましゃんとシンクロする面がありま
す。
/////////////////////////////////////////////と、言われた。
実は、あの時聴いたのは、正式な雅楽と言うより、東儀 秀樹のオリジナルアルバムだった。
それから僕は数枚買いあさった。で、それを何度も何度も聴いたんだけど、ぜんぜん飽きない・・・
何なんだろうね、アレだけああ言うゆっくりしたテンポの曲は、カラダが受け付けなかったはずなのに・・・
それが、ホントに心地よく聴こえるわけ・・・・
今まで聴いていた音楽って、民俗音楽や一昔前のニューミュージックの走りの音楽とか、ジャズもあれば、クラッシックも有る。
だけど、間違っても歌謡曲も演歌も聴かなかったし、まして日本の古典なんか見向きもしなかったのに。それがまさにシンクロしたのかなぁ・・・何の抵抗も無く入ってくる。
入ってくると言うより、滲みるんよ心に・・・・昔、ベストテンとかああいう音楽番組で、ミュージシャンが「充電の為、音楽活動を休止する」てな話を聴くと、「なにかんがえてんねん・・・」と思っていたわけ。
好きなことをやっているのに、なんで「充電」が要るんや?と・・・でも、ちょうど僕も当時ずっと開けても暮れても「写真・写真」の毎日だった。
努力家で研究家だから・・・自分で言うな!!どうすれば、旨くなるか、どうすれば仕事が速くなるか・・・そのことばかり考えていた。
いゃ、女の話は置いといて・・・オイオイこの前、ナカミって余裕だと気が付いた話をしたんだけど、まさにそれなんよね・・・
ヒトは直接必要なものだけいくら頑張っても、決して心の余裕は出来ない。
そう、一見無駄と思えるものの中にこそ、その人の肥やしがあると言うことに気が付いた。つまり。好きなことばかりやっている間は、十分充電されていないのでは??と思えるようになったわけよ・・・
そんなわけで、あの曲を聴いたときって、僕のエネルギーって「放電」し切っていたと思う。
それが東儀 秀樹の音楽を何度も何度も、ホンマに寝ても覚めても・・・
寝ている間も小さい音で、一晩中繰り返し掛けていたくらい。そして、あえて「写真を考えない」時期を作った。
ただ毎日毎日音楽を聴き続けたりして・・そうすると、放電しきっていた僕のエネルギーが、ちょうど砂地に水が滲み込む様に、僕の心にすーーーーーーっと滲みていくわけ。
そして何ヶ月も聴いている間に、ホントにエネルギーが溜まってくるのが、自分でも解かるわけ・・・おかげで、僕はやる気がみなぎって来た。
有るんよね、そう言う自分のこころの状態と、ある出来事のシンクロって・・・
くまさん
- 【ボロボ850】
- 2006年06月06日06:12
っ・ったくぅ・・・・
まさに物は考えようで、180度変わるよね・・・いゃホンマ
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先日から、僕はモノは受け取り様と言う話をよくする。
なんなんだろう・・・
僕にとっては、それってごく当たり前なんだけど、そうでない人が多いのかなぁ?たとえば車の話。
そうボルボについて言うと、あれが日本に入ってきた頃、「この車なんて不細工なんや!!」「あんな車に乗るヒトの気が知れんわ・・・」とマジに考えた。
僕の美意識からは大きくかけ離れた、正に弁当箱・・・・・そして、10年位前かなぁ・・・
アルバイトで少し来ていたヒトの、父親が車好きらしい・・・
で、その彼女も夜中に放送のカーレースなども見るくらい、本人も車好き。
で、うちの仕事では軽のワゴン車を使っていたけど、本人はボルボエステートの中古に乗っていると言う。
どこがええんやろ??と僕には思えた、当時。こんどは、それからまた数年が経ち、僕より年上の女性を営業担当の嘱託として雇ったら・・・
そのヒトもボルボ好き・・・・
なんか、何度も交通事故に遭って入院した経験があり、それからボルボだと言う・・・確かに丈夫なのは、コマーシャルを見ていて知ってはいるけど、それでも不細工な車としか僕には映らない訳・・・
ところが、2年前に乗っていた車がディーゼルのワゴン車だったんだけど、どうも大阪では次の車検が通らないと言う。
で、乗換えを考えた時、今度はワゴン車じゃなく、荷物の詰める乗用車くらいにしようと考えた。
もちろん金が無いから中古車を買うんだけど、「復元」のシゴトって、結構コストが掛かるから、一般大衆のヒトを相手にしたシゴトじゃなく、どうしても金に余裕のある人か、あるいは社寺などの宗教団体がターゲットになる。すると、僕はブランド品が大嫌いで、その価値も、いゃその必要性も無いのに、やたらとブランド品を買いたがる「その他大勢」の日本人が大嫌いなんよ・・・
つまり、自分自身に誇れるものが無いくせに、やたらと「金で買える」モノを自慢するヤツが居るけど、そんなのサイテーと思う。
だから、あえて「コストパフオーマンス」に拘るんだけど、それでも歳をとってくると、と言うか、必要に迫られるとと言うか・・
つまり、僕本人はそう言うブランド志向が無いけど、相手がそう言う持ち物で相手の価値を見るので有れば、あえて逆らうより、むしろそれを逆手にとろうと考えたわけ・・・だって、相手はそう言う世界に生きてきたニンゲンだとしたら、こっちは「ボロは着てても、こころは錦」であっても、それを見抜けないわけやん・・・
どんなにいい仕事をしようが、それ以前に仕事を「貰う」事のほうが大変なんよ・・・
そう、貰うためには、相手に逆らうより、逆手に取ることもやむなしと思えるようになった。で、どうせ買うなら「外車」で、ソレナリに「知名度」があり、かと言って、「成金趣味」と言うほどでもない車・・・・
と、思って、いろいろネットの中古車を探すと、ベンツ・BMW・ボルボ・・・・とかになるわけ・・・ベンツはなぁ・・高いしなぁ・・・成金趣味でも有るしなぁ・・・・
BMWもあまり乗りたいデザインでもないし・・・・と、見ていると、今度は「ボルボ」が気になりだしたわけ・・
昔は「間違ってもボルボなんか・・・」と思っていたはずなのに、その間違いを犯しそうに思えてきた。なんなんだろうね・・・・
僕って、見ての通り、四角四面の「角のある性格」やん、イャホンマ歳をとると丸くなるって言うけど、そう言うのが嫌いなんよ・・・
こだわりは捨てたくない。そんなことを考えていると、今まで嫌いだった弁当箱が、何故か一番「自分らしい車」に思えてきた。
そうだ、そうなんだぁ・・・ボルボって僕にぴったし・・・・
と、コロっと考えが変わってしまうわけ、僕ちんは・・・
で、特に850は僕が見ていても一番「ボルボらしい」と思えた、角が有って、それでも綺麗に見えてくるから不思議やねぇ・・・・ホンマ、痘痕もエクボやでぇ・・・
で、「ボルボ850のエステートのターボつき」に絞っていろいろ探したわけ・・・
当時はオークションなんかでも車がよく売れていた。
特にボルボ850のターボは結構いい値段なんよ・・・・
デイラーに聞くと、ターボなしで10万キロ以上走ったものでも100万円をくだらない。
僕はコストパフォーマンスに拘るから、どうせなら安いのを探したわけ・・・・
すると、滋賀県の中古屋で一台、相場をはるかに下回ったエステートターボを見つけた。
なんと39万だったかなぁ・・・・実は僕は大阪なんだけど、Yahooのオークションに出された別の安いボルボをわざわざ高速を使って埼玉まで見に行ったことがある。
ひどかったその車の程度が・・・・
そんな経験があったから、とにかく確認してから・・・と思ったわけ、夜にネットを見ていて。
すると、僕は「すぐやる課」なんよね・・・
そのまま滋賀県のその中古車屋まで夜中に走った。
夜、ライトの下でその車を見る限り、「悪くは無い・・・」わけ。で、夜が明けて結局買うことになったんだけど、実は何故安いかというと「左ハンドル」なんよ。
僕は外車に乗っているニンゲンが元々嫌いで、なおかつ「左ハンドル」なんて、日本に合わないわけよ、不便で・・・ずっとそう考えていたものが、「値段」に釣られて、ちょっと考えたわけ・・・
もし、運転席が左側だったら・・・・とその時頭に中でシュミレートしてみると・・・そう・・・モノは考え様なんよ、いくらでも変わってしまう、イャホンマ
運転できないことも無いなぁ・・・と思えてきた。結局安さに負けたわけ・・・
で、多少のトラブルは有ったけど、コストパフオーマンスは確かに高かった。
実は同時にワーゲンの「ポロ」も別のルートで買った。
複数の人間が乗るために・・・で、去年の暮れにまた霊によって、いゃ例によって、うちの金回りが悪くなった。
そう、慢性化してるんだけど、その時は最悪だった。で、やむなく、軽自動車一台置いて、ポロもボルボもオークションに出した。
ところがなかなか売れない2台とも・・・
ボルボは人気が有るはずだし、高く売れると見ていたのに、結局ボルボのほうが売れ残った。で、考えたわけ・・・
結構不思議経験をしている僕としては、「あぁ、自分の意思に反して、売れないと言うことは、つまりこの車に乗れ!!」と言われているんだと考えたわけ・・・・
確かに運転していて、座席のつくりがすばらしく、長時間乗っていても疲れないわけ・・・
で、売るのを諦めて、ちょっと手を入れて今でも乗っているんだけど、なんと言うかなぁ・・
運転していて、わくわく感と言うか、安心感と言うか・・・
運転がぜんぜん苦にならないわけ、そのボロボ・・ほんと、気は持ち様だと思うよ・・・・
くまさん
- 【オーバークォリティ】
- 2006年06月04日07:53
この話・・・
18年前の話で、ちょうど「アナログ放送」から「デジタル放送」に移るときの話なんだけど、「写真」の専門的な話で、白黒フィルムをフッーのフイルム現像液で現像するのと、「高先鋭度現像液」で現像するのでは、写っている画像の「切れ」が全然違ってくるんだけど、これってまさに当時の「ブラウン管テレビ」から「液晶テレビ」に変わるときと一緒で、「切れ」の違いとして現れていたということ。
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さっきはクォリティの極限の話でした。
そう・・・僕はクオリティに極端に拘る性格で、中途半端なことは好きくないんですが、実は物事は行き着くところまでいくと、必ず反対方向へ動きを変えます。僕は踊りの写真を若い頃ライフワークとして撮ってきました。
「ヒトの体が作り出すフォルムの美」がテーマなんですが、踊りの写真って素人が撮ると、「動いている途中」にシャッターを切ります。
結果として、ぶれているのですが、それを「動きがある」と思い込んでいるヒトが居ますが、実はそれは「流れて」居るだけの事です。
動きは必ず「頂点」に達すると、必ず一瞬「止まる」訳です。そして反対方向に動きを変えます。
早い話が、腕を思いっきり広げれば、いずれ限界に達しますよね、それ以上伸ばせないわけです。
すると、次には何が起きるか??
つまり、こんどは腕を閉じるしかないわけです。
そこですね、大事なのは・・
その瞬間には必ず止まるし、その瞬間を捉えれば、その前後の動きが見えてきます。それが「動き」なんですよ・・・っう、話は今回置いといて・・・
そう、クォリティの話しなんですが、僕はテレビの画面に不満がありました。もっと細かい部分を見たいと・・・それがハイビジョンになりデジタルになり、そして50インチを越えるテレビが出回るようになった。
自宅では32インチのソニーのブラウン管テレビで、ハイビジョンも見れます。ところが、最近もっと大きなテレビに興味が湧き、電気店で見るのですが・・・
50インチを超えた液晶やプラズマを見ていると、なんか疲れませんか?
それは、シャープすぎるし、明るすぎるし、鮮やか過ぎる様に僕には見えるのですが・・・
とてもじゃないけど、ずっと見て居たいと思えない。
逆に、映画の様に、プロジェクター式の方がゆっくり見てられるように思う。どうなんだろう・・・・今の大型テレビはオーバークォリティではないかと僕は思うんだけど・・・・
コメント
- 【超マニアックな「スーパーリアリティ」の世界】
- 2006年06月04日07:05
さすが「こだわりくまらいおん」・・・・
他人のやらないことに、凝ったりして!!
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ちょっと違った話をします。
僕はヒトと同じことをやらない主義でして・・・
「同じこと」と言っても、「一般的」といわれるヒトと、と言うべきなんですが・・・早い話が、ただのへそ曲がりなんですが、たとえば「写真」に関して言えば、フッーは一眼レフカメラを最初に買うヒトは、「標準レンズ」と呼ばれるものをセットにして買うと思います。
まぁ、「画角」の問題で、平たく言えば「広からず・狭からず」なんですが、僕は最初から「広い」のと「狭い」のと二つを買います。
性格が極端で、中間がないと言う感じなんですが、それが自分のこだわりの範疇になると、もっと極端だったりします。よく、「写真みたい・・・」と言って絵を誉めることがありますよね?
下手な絵が写真みたいなわけはない・・・そう、僕も挫折したけど、デッサン力がなければ、モノを忠実に描けないわけですわ・・・
エァーブラシを使って、超リアルな写真並みの絵を描くヒトが何人も居ます。じゃ、写真の世界では、「リアリティ」は一定なのか?というと・・・
違うんですよ・・・ご存知だろうと思いますが、写真には「粒子」と言うものが存在します。
これはいわば、デジカメの「画素数」を意味します。
CCDそのものの大きさは、規格がいくつかありますがある程度一定です。
つまり画素数とは、一定の大きさの中に、どれだけ細かく「描写」する能力があるか?と言うことなのですが、フイルムも同じで「35ミリ判」と「6×4.5」「6×6」「6×9」と有って、後ろの3つはブローニーフイルムと言う約幅6センチのフイルムです。たとえば「はがきサイズ」に写真を「伸ばす」場合、つまり拡大する場合、フイルムの大きさが変われば、拡大率が変わります。
写真とは「拡大率」が少ないほどシャープに見えて、綺麗です。まぁ・・はがきくらいの拡大率なら、35ミリ判でも6×9判でも、素人の目には大差は有りません。
しかし、新聞紙くらいに伸ばせば、差は素人の目にも歴然です。で、次は、こんどは「粒状性」と言って、同じサイズのフイルムでも、荒いものと細かいものが存在します。これは「フイルム感度」と関係が有り、感度が低いほど粒子は細かくなります。
早い話が「細かい部分が写る」と言うことで、デジカメで言えば300万画素と1200万画素の違いみたいなものです。で、それが写真画像の「きめ細かさ」として現れるわけで、細かいほどリアルに見えます。
で、そこまでは「リアル」と言えますが、世の中にはさらにうえがあり、こんどは同じ粒状性でも、「フイルムの面積」がもっと大きいフイルムが存在します。
俗にシートフイルムと言って「4×5」と「8×10」と呼ばれ、単位はこんどはインチを意味します。
新聞紙の大きさに伸ばしても、拡大率が低いので十分綺麗に見えます。さぁさぁ、お立会い・・
ここからが本文なんですが、フイルムには必ず「粒子」が存在します。
ただし、「一般のフイルム」に限ればの話で、実は「無粒子」と呼ばれるフイルムも存在します。
図書館で昔の新聞を見ようとすると、「マイクロフィルム」に写された画像を見ることになります。
つまりそのマイクロフイルムこそ「無粒子」と呼ばれるもので、幅は35ミリのフイルムで新聞紙の文字が読めるだけの解像度があります。しかしながらあのフイルムには「白と黒」しか写りません。
いゃ、白と黒に「しか」写らないと言う事なんですわ。
つまり僕と一緒で極端なんです、性格が・・・オイオイだから、細かい文字が読めるのですが、実はこのフイルムでも「特殊な現像処理」をすることにより、「灰色」も写せます。
つまり、普通のフイルムと同じように使えるのですが、このフイルムはモノクロフイルムですが、若干普通のモノクロフイルムと「感色性」が違います。つまり同じ色をとっても画像の濃さが違います。粒子が無く、しかも感色性が違うので、一種独特の「異様」な雰囲気があります。
そう・・ヌメッとした写真と言う感じですね・・・
それが、なんか「実物」より「実物らしく」見えたりすることもあり、「超リアリティ」のある写真となります。ただ、このマイクロフィルムそのものは、普通のカメラで使えないのですが、同じ性能のフイルムが「ミニコピー」と呼ばれて35ミリ判のカメラで撮影可能です。
しかし、いくら「無粒子」と言っても「解像度」には限界があります。
つまり、たとえば新聞紙を撮影して、細かい文字が読めても、実は字の周りはにじんでいます。
それが解像度の限界ですが、実はコダックには、このミニコピーフイルムの大判フイルムが存在します。
さっきの6×4.5~6×9フイルムも日本国内で入手できました。今はどうかは判りませんが・・・
これを使えば、新聞紙の文字くらいは朝飯前です、拡大率が下がりますから・・・
ところがところが・・・
世の中にはさらに上がありまして、そのフイルムの「4×5」「8×10」フイルムが実在します。
この世界になると襖絵くらいは無粒子なんですわ・・・
僕はアメリカからこのシートフイルムを取り寄せて、現像処理の試行錯誤に没頭していた時期があり、実際に7メートルまで伸ばしましたが、粒子は見えません。
僕はこれで、中国の「山水画」の世界を、写真で表現するのが夢です。くまさん