- 【オーバークォリティ】
- 2006年06月04日07:53
この話・・・
18年前の話で、ちょうど「アナログ放送」から「デジタル放送」に移るときの話なんだけど、「写真」の専門的な話で、白黒フィルムをフッーのフイルム現像液で現像するのと、「高先鋭度現像液」で現像するのでは、写っている画像の「切れ」が全然違ってくるんだけど、これってまさに当時の「ブラウン管テレビ」から「液晶テレビ」に変わるときと一緒で、「切れ」の違いとして現れていたということ。
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さっきはクォリティの極限の話でした。
そう・・・僕はクオリティに極端に拘る性格で、中途半端なことは好きくないんですが、実は物事は行き着くところまでいくと、必ず反対方向へ動きを変えます。僕は踊りの写真を若い頃ライフワークとして撮ってきました。
「ヒトの体が作り出すフォルムの美」がテーマなんですが、踊りの写真って素人が撮ると、「動いている途中」にシャッターを切ります。
結果として、ぶれているのですが、それを「動きがある」と思い込んでいるヒトが居ますが、実はそれは「流れて」居るだけの事です。
動きは必ず「頂点」に達すると、必ず一瞬「止まる」訳です。そして反対方向に動きを変えます。
早い話が、腕を思いっきり広げれば、いずれ限界に達しますよね、それ以上伸ばせないわけです。
すると、次には何が起きるか??
つまり、こんどは腕を閉じるしかないわけです。
そこですね、大事なのは・・
その瞬間には必ず止まるし、その瞬間を捉えれば、その前後の動きが見えてきます。それが「動き」なんですよ・・・っう、話は今回置いといて・・・
そう、クォリティの話しなんですが、僕はテレビの画面に不満がありました。もっと細かい部分を見たいと・・・それがハイビジョンになりデジタルになり、そして50インチを越えるテレビが出回るようになった。
自宅では32インチのソニーのブラウン管テレビで、ハイビジョンも見れます。ところが、最近もっと大きなテレビに興味が湧き、電気店で見るのですが・・・
50インチを超えた液晶やプラズマを見ていると、なんか疲れませんか?
それは、シャープすぎるし、明るすぎるし、鮮やか過ぎる様に僕には見えるのですが・・・
とてもじゃないけど、ずっと見て居たいと思えない。
逆に、映画の様に、プロジェクター式の方がゆっくり見てられるように思う。どうなんだろう・・・・今の大型テレビはオーバークォリティではないかと僕は思うんだけど・・・・
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