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「文語体」より「口語体」
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【「文語体」より「口語体」】

今はインターネット全盛時代だけど、それが普及する以前に「パソコン通信」と呼ばれるネットワークの時代があった。

僕はその「創世記」から参加していて、「写真」関係のフォーラムのサブ死す、いゃ「サブシス」をやっていた。

ネットの世界はバーチャルリアリティの世界で、会話するときは「顔」も見えないし「声」も聞こえない、「文字」だけの会話から始まった。

各自の実名ではなく、「ハンドル」と呼ばれる呼び名を自分でつけるのだけど、リアルな世界では「あだ名」や「ニックネーム」と言うものがあるけど、これって本人の「代名詞」だよね??

ところがパソコン通信の「ハンドル」って、それもちょっと違って「自分の好きな名前」を付ける人が多く、バーチャルリアリティの世界だから、現実世界では自分がどんなに弱虫でちっぽけな人間であっても、相手には自分の「実像」が見えないわけだから、ハンドルにスーパーヒーローの名前や、漫画の主人公とか好き勝手な名前を連れる人が多かった。

人間って姿かたちや名前が知れる「表世界」では悪い事ってできなかったりするけど、カーテンに隠れて悪いことをする人っていっぱいいるやん??

「ハンドル=匿名」だから、簡単に「別人格」って作れちゃうんよね・・・

そんな別人格の一つに「ネカマ」と呼ばれるものがあり、男がオンナのふりをして、相手を騙す。

そして騙された相手をあざ笑って楽しむ輩もいた。

そうすると、例えば写真フォーラムでも会話でも、自分はプロカメラマンだと嘘をついたり、ちょっとした知識を大げさにひけらかすものが居たりするわけ・・・

それとネット会話の創成期って、参加していたのは東京のパソコン関係の仕事の人や大阪や名古屋あたりの「アマチュア無線」の連中がほとんどだったんだけど、そのやり取りの文章が「●●です」「〇○ます」と言う、言わば「です・ます」調の文章だったんよ・・・・

つまりこの手のやり取りって「建前」の話しかしないわけよ。

そうすると、他人とやり取りをしていても、大阪人からすると、おもろないわけよ・・・

大阪人って「ホンネ」の世界なんよ・・・

で、僕はその写真フォーラムでのやり取りを、「大阪弁」の口語体で書き始めたわけ・・・

元々僕は嘘や隠し事が嫌いだし、本音で生きているものが、大阪弁の本音トークを始めたら、他のメンバーもどんどんその地方の方言を使ったりして、会話が弾むようになった。

人って、建前のきれいごとを並べた「文語体」より、友達と一緒の会話のようなやり取りの方が受け入れやすいんよ・・・・いゃホンマ

それから僕はこういうように「話すように書く」やり方を取っているんだけど、相手にとっても親しみのある人からの言葉だったら、スムーズに届くんよ!!

それとね・・・

今までにも何度も話したことだけど、「文章」と言うか「単語」一つをとっても、自分が相手に伝えようとした「ことば」であっても、受け取る側ってその1つ1つの「単語」には、「微妙に違う」ニュアンスを持っているわけよ・・・

そうすると、「自分が相手に伝えようとした内容」と「相手が受け取った内容」には、当然ズレが生じるわけよ・・・・

それがまだ「微妙なズレ」であるうちはいいけど、それが時として「正反対」に受け取られることがあるわけよ!!

ネット上でよく「バトル」が始まるのは、実はこれが原因なんよ・・・

「言った本人」に悪気が無くても「受け取った側」は、それらの単語に「違う解釈」を勝手にしてしまうわけ・・・・

要するに「勘違い」なんよ・・・・

でね・・・・

当時学んだ事だけど、例えば相手と「文字」によるやり取りより、電話で「声」によるやり取りだと、「声のトーン」や「話し方」と言う「情報」がプラスされるから、お互いに誤解する可能性は減るよね??

で、今度は実際に会ったり、あるいは「テレビ電話」の様に「姿・顔」が見える形で会話すれば、今度は「表情」と言う「情報」がさらにプラスされることで、誤解はさらに減るんよ・・・・

それくらい「文字によるコミュニケーション」って「情報量」が少ないんよ・・・

でもそのことに気が付いている人は「極々」「少数」なんよ・・・・

ここが僕と「巷の人々」との意識レベルの違いなんよね・・・・

で、じゃ、どうすれば「文字」によるコミュニケーションで「誤解を減らせるか」っう問題なんよ!!

で、僕が出した答えは・・・・

①難しい専門用語を使わず、誰にでもわかる「易しい」言葉を使う。

②いろんな解釈ができるような「抽象的な言葉」を使わず、誰でも共通イメージを抱けるような「具体的な言葉」を使う。

③具体的な「たとえ話」や「経験談」などを含めて、相手にもイメージしやすく書く。

④そして「単語一つ」で済ませるのではなく、違う言い方などをして「説明的」に詳しく書く。

⑤当然「話す」様に書く。

こんなところが僕の答えの到達点なんだけど・・・・

そうすれば当然「文章が長く」なるわけよ・・・

なのに巷では「SNS」などで「短文」だけのやり取りが増えたよね??

これって、誰も気が付かないようだけど「DS」が、わざと人々の「対立」を作り出そうとして企んだことなんよ。

お互いに「誤解」しあって、「団結」しないように!!

くまさん

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