- 【「文化財」と「文化的財産」】
- 2007年01月08日17:14
くまさんは昔っから、理屈っぽい・・・・
こだわりくまらいおんだもんなぁ・・・
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って、なんか一緒ちゃうの?と思わない??
いゃ、僕もつい最近までそう思っていた。
どうも、とある人々に言わせると「指定を受けたもの」が「文化財」だという解釈があるらしい・・・
だとすると、そうでないものは文化財と呼んではいけない事になる。
って、色々あるみたい・・・・でも、僕は単にもっと広義に解釈して、指定を受けていなくても、当然「眠った文化財」ってあるはずだから、それらを含めて「文化財」と僕は思っていた。
でも、そう最近「非物質」としてのいろんなことを考えていると・・・
ふと、気が付いたことがあるわけ。
「文化財」と「文化的財産」って、ひょっとすると違うんじゃない??つまり「文化財」とは名のごとく「財」なんよ、主体が・・・
だから「財」を修復したり、同じ「財」を使って「復元」したりする。だけど、なんか違うんじゃないの??と、前々から少し疑問に思っていたんだけど、そう気がついたのは「文化」とは「非物質」なんよ、本来・・・
それを作り上げたのは「ニンゲン」なんだけど、文化そのものは非物質なんだけど、それを「表現」したり「伝えたり」「残したり」するには、どうしても「物質化」せざるをえない・・・
つまり「五感」にうったえる形をとらざるをえないんだけど、だからといって「財」が主体じゃないような気がするわけ・・・・つまり「精神性」そのものこそ、価値があるのではないかと・・・
文化とは本来形が無いもの・・・
形を追い求めて「復元」しても、肝心な「精神性」の復元がなされていないと意味が無いのでは?
と、思ったりする。
大事なのは「精神性」をいかに後世に伝えるか・・・・そう考えたとき、本来「実態」を持たない「デジタル」って、確かに「適した」方法かも・・・
くまさん