②-思い (我思う故に我あり)

笠置寺・弥勒磨崖仏・放送のお知らせ

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当社の復元に関しては、過去十回以上テレビで取り上げられている

それらはいずれも当社の「復元技術」の紹介だが・・・

今回は、うちの技術に関して取り上げられるものではなく、「復元した画像」が、京都の観光案内の一つとして、取り上げられるものらしい・・・

放送予定日  11/6日  午後9時~10時

放送局     BS朝日

番組名     「あなたの知らない京都旅」

現状画像

復元画像

たぶん、1時間番組らしいので、いくつかの観光地の中の一つとして取り上げられるのではないかと思う。

この磨崖仏が取り上げられたのは今回が初めてではなく、「2015年2月」にNHKの『歴史秘話・ヒストリア』でも取り上げられている。

この笠置寺は、1300年の歴史があり、弥勒磨崖仏はその当時彫られ、その磨崖仏が「弥勒信仰」の発祥の地となっている。

そして日本史に登場する数々の人が、この弥勒仏に参り、700年前の元弘の乱で、磨崖仏横の本堂が焼け落ち、同時に石に刻まれ、永遠の命を得たはずの弥勒仏の姿は、その戦火を浴び、表面に刻まれた姿は熱のため、ほとんど跡形なく剥がれ落ちた

現在の姿は当時の姿は全くうかがえない。

私の行うデジタル復元は、特殊撮影で、肉眼では確認できない「痕跡」を探す。

絵の具や墨で描かれたものは、何らかの痕跡が残るが、しかし石に刻まれ、剥がれ落ちたものは、赤外線だろうが、紫外線だろうが、ほとんど情報は得られない。

 まず、大野の磨崖仏は、この笠置寺の弥勒仏を模彫されたものという話であったり、岩舟神社の磨崖仏もそうらしく、何より「笠置曼荼羅」に当時の磨崖仏が描かれている。

そういう資料と、超拡大画像から、残された痕跡を割り出した。

 幸い、東京のデジタル画像処理の専門家が協力してくれ見事、1300年前の弥勒磨崖仏は、700年の眠りから覚め、見事甦った





(資)文化財復元センター おおくま

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