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見てきました「杉原千畝」・・・

昨日の上映を楽しみにしていたので、午後からYouTubeで「テレビ版」の杉原千畝を検索し、再度見た。

これはいぜんに「永遠の0」のテレビ版をネットで見た後、映画版をネットで探したけど、配信サイトには上がっておらず、やむなくDVDを買った。

見比べて、テレビ版の方がはるかに良かったので、今回も以前のものと見比べたかった。

探しだしたテレビ版は「終戦60周年記念」として創られたものらしい・・・

これで少なくても3回見たことになるが、それでも少しこみ上げるものがあった。

そのテレビ版はCMを編集して1時間強の長さだったが、それに比べ今回の映画版は2時間を超える・・

当然、予算も掛けられているだろうし、時間も長いからそれだけナカミも濃いものと期待した。

ところが、ところが・・・・

観終わらずして、明らかにテレビ版に負けていることに気が付いた。

テレビ版は、日本大使館へ数百人のユダヤ人が、長い行列となって押し寄せるところを、高い位置から俯瞰して撮ってあったり、千畝が苦慮した挙句に政府の指示を無視して、ビザの発行を始めた。

それも2000枚と言うビザを発行するのがいかに過酷か??

一人の「」としての杉原千畝と言う男の素晴らしさを見せつけられた。

ところが映画版はそういう「盛り上がり」が全く感じられない。

一人の男としての「杉原千畝」の偉大さより、情報収集や日本軍の参謀の無能さや、JTBの職員の話が出てきたり・・・・

ごった煮になっていて、「杉原千畝」と言うタイトルであるにもかかわらず、彼の人としての偉大さが全くえがかれていないことに失望した。

先月の「海難・1890」は見終わり、やはり涙した部分のあった映画だが、申し訳ないがこちらは失望した。

終わって、ネットでこの映画の感想を検索すると・・・

いずれも評判がよくない。

特に千畝夫人を小雪が演じているのだが、テレビ版の方が外交官夫人としての品性を感じたが、小雪は・・・全く品性に欠けるとしか思えないし、この映画も「終戦70周年記念」として創られたものであり、世界的にも注目が集まっていたらしいが、記者会見も盛り上がらず、監督が外人だということも、結局「杉原千畝」と言う男の行いの偉大さを、理解できていないのか、とても残念に感じた。

(資)文化財復元センター おおくま

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