「リトル・マエストラ」αビデオ

 007 008
 002  004
 003
2012年の邦画だが、これも音楽映画の部類に入ると思う。
 
過疎化が進む能登の漁村が舞台であるが、その村にはアマチュアオーケストラがある。
その指揮者の老人が、コンクールを前に急死する。
 
その指揮者は孫が天才的な指揮者だと言い残す。
 
それを信じ、メンバーの代表は、その孫娘の冬休みを利用して指揮を依頼する。
 
ところが、その代表が彼女を迎えに行くと、茶髪のヤンキーだった・・・・
 
なのに、その孫娘は、村に着くころにはおとなしい女子高生に変身していた。
 
猫をかぶり、良き指揮者ぶりを演じるのだが、実は彼女は確かに指揮はできるが、高校のブラスバンドの指揮者だった。
 
すぐにばれて、彼女は帰ろうとすると、メンバーの一人の老人が「いい耳をしている」と、代表に話し、孫娘は再びそのオーケストラの指揮を任される。
 
 

で、肝心のコンクールの日時と、メンバーの高校男子のバスケット大会と重なる。
男子はバスケットの大会に出場するのだが、しかし試合は負けかけているが、応援の人たちは道ががけ崩れに会い、到着しない。
 
その話をテレビで見ていたオーケストラのメンバーは、コンクールを出演時間間際にキャンセルし、バスケットの試合会場に向かい、会場で「威風堂々」を演奏する。
 
 
と、カンドーものの話なのだが・・・・
 
しかし、今まで見てきた海外の音楽映画に比べ、音楽シーンの見せ場が貧弱だし、その孫娘が最初は茶髪のヤンキーだったことと、彼女の高校での姿や、オーケストラの指揮する話とが、全然結びつかない。
 
ましては、コンクールの出番直前に、いきなりキャンセルして、バスケの会場に向かうと言う設定も、ちょっとありえないように思ったり。
 
日本の音楽映画はどうしても海外のものに比べると、肝心な演奏シーンの盛り上がりが劣るように思う。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
カテゴリー
①-読書録
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました