■戦場からの便り
依頼主の許可を頂き、名前も消さずに掲載しました。
現状画像 | 復元画像 |
■80年前の写真の裏
写真台紙に残された覚書
現状画像 | 復元画像 |
■おばぁちゃんからのもらったお菓子
現状画像 | 復元画像 |
■亡き父の夢であった公園の企画書
現状画像 | 復元画像 |
■8/12日 NHK「よみがえりマイスター」で復元したはがき
黒々と復元するのは可能であるが、それでは家族に対する温かい父親の「おもい」を甦らせることにならないので、あえて「鉛筆書き」の雰囲気を残し復元した。
1枚目
1枚目・表・現状画像 | 1枚目・表・復元画像 |
1枚目・裏・現状画像 | 1枚目・裏・復元画像 |
2枚目
2枚目・表・現状画像 | 2枚目・表・復元画像 |
2枚目・裏・復元画像 | 2枚目・裏・復元画像 |
■中止になったフジテレビ「みんなのニュース」の復元
■昭和24年の「建築認可證」印の復元
現状画像 | |
印全体の復元 | 文字部分拡大復元画像 |
■30年前の思い出の文集
現状画像 | 復元画像 |
現状画像 | 復元画像 |
■消された遺言状
現状画像 | 復元画像 |
復 元 技 術
●赤外線撮影法
赤 外線は赤色より波長の長い光で(700nm~1400nm)、写真としては赤外線フィルムと呼ばれる特殊なフィルムにより記録されてきました。赤外線は以 前から考古学でよく使われ、発掘された木簡などに書かれた、消えかかった墨文字の判別に威力を発揮します。木簡や染料には反応しませんが、顔料や墨などの 鉱物性の物質は、赤外線を吸収して、黒く写ります。木簡表面では消えていても、木の繊維内部には墨の残留物が残っていることが有ります。赤外線は薄いもの は透過する性質があり、内部に残った墨を画像として写し出すことが出来ます。ただこれは木部や紙などの内部に浸透して残っている場合で、絵馬堂などに掲げ られ、風化して薄くなった墨書きや、板の上に紙を貼り、その上に書かれその紙の部分が剥がれてしまうと、下の板の内部に残っている確率は極端に下がってし まいます。
●紫外線撮影法
紫 外線は紫色より波長の短い光(100nm~400nm)で、赤外線同様に人の目には見えません。紫外線は美術品の修復や、文章鑑定に用いられることが多 く、目では区別が付かないものでも、紫外線写真を使うと差が出ることがあり、墨などにはあまり反応せずに、厚塗の白い顔料などに反応します。 紫外線は普通のフィルムで撮れますが、目に見える光をカットしないと写らず、非常に特殊なフィルターを使う事で、紫外線部分のみ写真に撮影します。
●蛍光撮影法
こ れは紫外線写真が、紫外線による可視領域外の情報であるのに対して、蛍光撮影とは、紫外線照射により得られる、今度は紫外線域を排した、可視領域内で起こ る変化を画像として記録するもので、撮影に際しては、光源はブラックライトと呼ばれる特殊な蛍光灯と、カメラ側にはUVフィルター(紫外線カットフィル ター)をつけて行われます。
つ まり、紫外線撮影は、光源には可視光線を含んでいても、「紫外線透過フィルター」をカメラ側に掛けるので、可視光線はカットされますが、それに対して蛍光 撮影では、逆にカメラ側には「UVフィルター」を掛けて、「可視光線域」に起きる「蛍光現象」を記録するものです。 ですから、光源に可視光線が含まれて いると、蛍光現象だけを画像として記録することが出来ません。
●可視光域内蛍光撮影法
こ れは、警察の鑑識で使われる特殊ライトを用い、可視光線域の特殊な波長と特殊なフィルターの組み合わせにより、染料系のインクと絵の具や、一部の顔料系の 絵の具の中には「蛍光」を発する物があり、それを画像として記録するものです。 NHKで放送された源氏物語絵巻の復元や、高松塚壁画の科学調査に用いら れています。
●斜光撮影法
こ れも鑑定写真や美術品の修復現場では昔から使われていた技術です。平面上に描かれた絵であっても、実は絵の具の盛り上がりや、場合によっては絵の具の浮き が有ったり、あるいは紙にボールペンなどの硬い筆で書かれたものには、必ずと言ってよいほど凸凹が存在します。それらは一般的には、撮影のために正面気味 から「均等」に光を当てた状況では確認できませんが、しかし片方から光を当てることにより、表面の微妙な凸凹であっても写真に写ることがあります。
ただし、一般レベルでは、紙面の凹凸は捉えられません。
電話による問い合わせ 050-1058-8025
メールによる問い合わせ
書面の文章にはビジネスの記録と、あるいははがきや手紙の類は私信としての書かれた人の「念」のこもったものもあります。
〒389-2322
長野県 飯山市 大字瑞穂 5862-5 TEL 050-1058-8025
(資) 文 化 財 復 元 セ ン ター 代表 大隈 剛由
|