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(資)文化財復元センター・書面復元事業部
●ノーカーボン紙の使用により、消えた領収書の文字
 | ノーカーボン紙はすでに４０年以上前から、主に官公庁や金融機関などの民間企業で使われていますが、構造上の原因で保存状態が悪いと複写された文字は変色し、いずれ完全に消えてしまいます。 すでに、これらの複写紙を用いた契約書や領収書などは、多くのものが文字が薄れ、場合によれば数年で完全に文字が消えたものがあり、特に「過払い請求訴訟」などで証拠能力を失ったものが数多く存在します。 しかし、それらは「肉眼」では確認できなくても、書かれた痕跡は残っているものが多く、とくにノーカーボンで用いられた特殊インクは「蛍光」を発しているものが多く、特定の波長の光と、特殊フィルターを用いることで、その蛍光作用を画像として視覚化することができます。 これは鑑識でも用いられる技術です。 |
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拡大撮影
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| さらに重要なサインなどは、細部がわかるように拡大撮影します。 | 複写紙などへ、鉛筆やボールペンなどの硬い筆記具を使い書き込まれた文字は、書面上に微妙な凹みを残すことがあります。 |
●ノーカーボン紙・復元見本-1
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●ノーカーボン紙・復元見本-2
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・ゴルフ会員権
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| 会員権・現状画像 | 復元画像 |
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| 金額欄拡大画像 |
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| ビンテージ時計 修理票(現状画像) | ビンテージ時計 修理票(復元画像) |
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| 銀行振り込み用紙(現状画像) | 銀行振込用紙(復元画像) |
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| 貴金属販売計算書(現状画像) | 貴金属販売計算書(復元画像) |
書面の改ざん
■インク消し液による改ざん-1
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| 現状画像 | 改ざん跡(￥マークの後に「1.」が消されている) |
■インク消し液による改ざん-2
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| 現状画像 | 改ざん跡 (最初の「9」が「1」に変えられている) |
■インク消し液による改ざん-3
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| 現状画像 | 改ざん跡 (￥マークの後の「2」が消されている) |
■消せるボールペンによる改ざん
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| 現状画像 | 改ざん跡 (￥の後の「97」が「6」に書き換えられている) |
■消しゴムで消された文字
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| 現状画像 | 復元画像 |
その他復元例
■紫外線を用いた復元事例
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| 黒インクで書かれた古いはがき | 現状画像と紫外線撮影画像を合成し復元したはがき |
■赤外線を用いた復元事例
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| 鉛筆で書かれた古いはがき | 現状画像と赤外線画像を合成し復元されたはがき |
■書きなぐられた古いはがきの復元事例
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| 書きなぐられた古いはがき | |
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| 墨文字だけ抜き出した画像 | 朱文字だけ抜き出した画像 |
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| 一般一眼レフレベルの解像度 | 超高精細カメラの解像度 |
■藩札
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| 現状画像 | 復元画像 |
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| 消された部分の復元 |
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