何のこっちゃ??と思うようなタイトルであるが。2009年の小雪主演の作品らしい・・・
小雪演じる女が、東京から故郷(たぶん北海道?)に帰ってきた。
そして、高校時代の友達5人と会う。
最初に接触したのが、路面電車の運転手なのだが、彼は昔から世界の路面電車めぐりをするのが夢だった。
その費用を、「私が出してあげる・・・」と言いだす。
たぶん数百万だと思うが、彼は自宅に費用を置いていたら、最初は普通の主婦であったその奥さんは、その金を男に貢いだり、自分でもサラ金から多額の借金をするようになる。
将来有望視されていたマラソンランナーは、故障して絶望視されていたが、海外での手術費用を女が出してくれた。
サラ金の店員の旦那と暮らす、小池栄子演じる女友達は、つましく小さな冷蔵庫を買ってもらうが、しかし旦那は趣味の「箱庭協会」の会長になる費用を出してほしいと言う・・・
もう一人の女友達は、昔から主人公をライバル視しているくらいプライドの高い女だが、金持ちと結婚したが、旦那が急死し、元のホステスに戻る。
その彼女に女は金の1キロの金塊5本(約1500万円)を渡す。
ところが彼女はその金を奪われ、殺される・・・・
養魚技術の研究をする友達にも、研究資金を渡すが、結局彼は返すと言いだす・・・・
この女、自分では質素な生活をし、おしゃれもしないが、実は故郷の病院には母親が植物人間状態で入院している。
結局、この女、そんな大金をどうしたのか?
どうも、高校時代から株式情報を聞いていたらしく、株で大儲けしてそれをみんなに配っていた様子なのだが・・・
こんな友達だったらありがたい話なのだが、結局路面電車の運転手の友達は変わらなかったが、その奥さんは大金を手にしてから、人生を狂わせ、その女を逆恨みして殺そうとする。
見栄っ張りの女友達は、結局大金目当てに殺される。
女が、友達のために「よかれ」と思って金を使ったのに、それで人生が狂ったものもいたと言う話なのだが、人はどうしても大金を手にすると、人が変わる。
実は冷蔵庫しか要求しなかった小池栄子演じる友達は、自分は宝くじを1億円あてたけど、自分のためと主人のためには使わず、見ず知らずの人の家に1キロの金塊を何か所も投げ入れたと言う。
欲がないものは、人生を狂わせないが、欲を出すと、人生を狂わせてしまうと言う、教訓がこの作品には含まれている。
(資)文化財復元センター おおくま
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