2013-05

①-徒然なるままに

ばね指

「ばね指」とは、腱鞘炎の一つだという。この復元の作業は、キーボードよりタブレットと呼ばれるデジタル画板とデジタル鉛筆を使うことが多い。    1つの復元で数か月を要する作業も多く、根気のいる仕事なのだが、慣れないうちはどうしてもそのデジタル...
④-お知らせ

アメリカの財団・その後1

昨日うちの顧問からアメリカの財団にメールを入れてもらった。   以前にうちのスタッフがリストアップしたものが、200あまりあり、昨日すべてにメールを送ると連絡をもらっていた。児童返信メールも何通かもらっていたが、その後ちゃんと読んでもらった...
④-お知らせ

アメリカの財団への働きかけ

うちには、無報酬にもかかわらず「顧問」を引き受けていただいている専門家が二人いる。一人は、中堅の文化財関係の仕事をされている会社の、もと役人の方。         その方は主に営業関係をお願いしているが、もう一人「知財」関係の顧問を引き受け...
①-徒然なるままに

記憶色

写真用語で「記憶色」という言葉がある。人が「青い空」「赤いバラ」という言葉から連想する色は、現実の色よりより鮮やかな色をイメージするという。アナログのフイルムの時代でさえ、それを意識して色鮮やかに写るフイルムが一般向けとして好評を博していた...
②-思い (我思う故に我あり)

叩き割られた故宮のガラス

ちょっとネットのニュースで文化財がらみを検索してみた。すると早速YAHOOのニュースに「叩き割られた故宮のガラス「建国以前」のものと判明=中国」というのをみつけた。 わたしも数年前に北京へ行き、いくつかの文化遺産を見て回り、故宮にも行った。...
②-復元技術

研修記録-2

文化財復元センターにて研修7日目。相変わらず何もできないが、初めからできたら修行などいらないので、地道に研鑽を積みたいと思う。    古写真の復元作業を引き続き行う。今日はお父さんの着物部分を重点的に取り組んだ。         現状画像復...
②-思い (我思う故に我あり)

専門家の意見?

よくニュースで何か事件があると、その締めくくりに「専門家」と称するする人が解説したり、意見を述べたりする。特にNHKでは、その最初に「専門家の意見です」と、はっきり言葉が入る。そうすると、その専門家のいっていることが正しいと、誰でも信じてし...
①-徒然なるままに

還暦

今日は私の誕生日。還暦というと、四十のころ、とても年寄りをイメージした。        でも、この歳になると、当人に全く自覚がない。自分としては、まだ50歳そこそこくらいの気持ちしか持っていない。特にこの仕事を始めてから、まだまだやらなけれ...
①-徒然なるままに

節約の勧め

先日拿捕した研修生に、無給とはいっても、そのまま放っておいては、どうして生活すればいいのか?とても不安に思うわけだ。     うちには、かつて二人の新卒の研修生が同時に入ってきた時期があり、彼女たちはまずいかに安い家賃の住居を探すか?つまり...
②-復元技術

研修記録1

天命に拉致されたように、文化財復元センターにて研修を受けることになって早5日。     何もできないので、基本的なところから一歩一歩覚えてゆくことになります。まずはフォトショップを用いて古写真の復元から。パソコンに苦手意識があり、フォトショ...
③-復元・その他

研修生 曰く・・・・

先日土曜日に、就職試験を終えた私は、精華町という行ったことのない場所にある「文化財復元センター」へ赴きました。いきさつは先だって大隈先生が投稿した記事に同じです。「文化財とは、先人の精神の営み、その中身にこそ価値がある」とおっしゃる大隈先生...
②-復元技術

デジタルにおける「色」について

文化財のデジタル復元を始めた当初から、専門家もそして素人の方も、一番質問されることが「この色はどうやって調べたのですか?」と、まず「色」に興味を示される。当初は、画像として撮影したものの、彩度を上げたり、濃度を調整したりすると、その消えてし...
②-思い (我思う故に我あり)

苦労は人を育てる

おはようございます。先日の拿捕した研修生はまだ通ってきている。洗脳は大げさだが、自らの意志で来ている。      給料は無し・・・いまどき人道に反すると思われる人が大半だろうが、私はまるで別の考え方をしている。        化学が進み、人...