31年目の夫婦げんか・ U-NEXT

私は現在独り者である。
47歳で離婚したのだが、一度結婚10年目に別居を体験した。
なんとかやり直しをしたのだが、別居の原因は抱き合うことと、対話の不足であった。

やり直した当初、互いにぎこちなく会話を始めたのだが、結局7年しか持たなかった。

また、離婚後にネットで「人生のパートナー」を求め、多くの人とメールのやり取りや、実際に会ったり、付き合った経験を持つ。

こんな話をすると、多くの人は自慢話だと受け取る。
しかし、人は人生から多くを学び、特に失敗からは学ぶものが多い。

ただ、何を学ぶかはその人の「考え方」「受け取り方」の影響を多分に受け、人それぞれ1つのことからでも正反対のことを学ぶものも多い。

私が離婚後に学んだ事は、やはり「抱き合う」ことの大切さであり、肌が触れ合わなくなったとき、心の触れ合いも無くなる。
例え歳は取っても「茶飲み友達」では決して夫婦はうまく行かない。

まさにこの映画はそれを多くの人に教えているのだが、アメリカの結婚31年目の夫婦に訪れた「危機」を乗り越える話である。

日本では希だと思われるが、アメリカでは夫婦間の問題を有料のカウンセラーを挟んで、話し合うことが多いようで、よく映画で見かける光景なのだが、夫人は旦那を愛しているが、最近肌の触れ合いも無ければ、心の触れ合いも無い。
夫人は何とかそれを取り戻そうと、自分の貯金を下ろし、夫婦のカウンセリングに申し込む。

亭主は「馬鹿な事」と一蹴りするが、夫人がひとりででも参加すると聴かないし、会社の同僚の離婚経験者からも、後悔すると言われ、やむなく参加する。

カウンセリングは1週間・・・
互いの言い分をカウンセラーは聴きながら、一つずつ課題を与える。

私もまったく同感なのだが、まず「抱き合って眠ること」
この課題を夫人も何とかこなしたいと思うが、亭主は「何をいまさら・・・」となかなか応じようとしない。

ただ、その後1週間で、亭主も事の重大性に気づき、努力を開始する。

でも1週間では解決に至らず、失意のまま家庭生活に戻るのだが・・・
夫人は家を出ることを考えていたが、亭主はその晩夫人の寝室へと向かう・・・・

最終的にはハッピーエンドとなるのだが、夫人はカウンセリング中に、もう一度結婚の誓いをしたいと言っていたが、それが実現して映画は終わる。

さすがはアメリカ映画で、「セックス」ということにも正面切って取り上げている。

中高年の夫婦で見ると互いに心に通じるものがあると思う。

日本には中高年の夫婦間の問題を描いた映画は少ないとは思うが・・・
一番思い出したのは「60歳のラブレター」だった。

比較のためできればもう一度見てみたいと思うが、 U-NEXTに有ったかどうか、再度検索してみようと思う。

(資)文化財復元センター おおくま

 

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①-読書録
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