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当社ではこれまで龍図は3つ復元している。
その2つ目が「伝・雪舟の龍図」である。
今から15年前の話である。
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11月の始めに、Facebookを始めた。
ツィッターなどの短文のやり取りはあまり好まず、Facebookも控えていたのだが、突然参加することにし、友達申請をこちらから多くの宗教関係者へと送った。
その中の一人から、「雪舟の龍図があり、それを復元したい」とメールが入った。
広島のある寺の住職で、寺に伝わるもので、どうも6代目の領主からの授かりものだという。
その寺の創建に関わったその領主と、雪舟は時代的に同じ時代であり、雪舟のパトロンである「大内家」とは、血縁関係もあるという。
つまり「状況証拠」としては、限りなく本物に近いと思われる。
しかし、ちゃんとした記録が残っておらず、2年前に京都の専門家に見せたところ、「紙は当時のものである」と言われたが・・・
肝心の真贋については「雪舟の龍図は見たことがないから、何とも言えない」と逃げられた様子。
で、今回の復元に当たり「大日本スクリーン」の文化財用の大型スキャナーを使い、「現状画像」と「赤外線画像」をスキャンしてデーターを得た。
すぐに作業にかかったのだが、来年は辰年であり、旧正月までには掛け軸を作りたいという。
1か月間、仕事場に泊まり込み、作業を行った。
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当社の復元依頼は、ほとんど「無指定」の文化財で、指定されたものは、「許可」を関係機関にもらわないと、動かせないらしい・・・
今回の掛け軸は寺の蔵にあったもので、依頼人はもともと「在家信者」から「住職」になったらしい・・・
寺には当時の記録が残っていないらしいが、寺そのものは雪舟のパトロンである「大内家」とゆかりがあるらしい・・・
それと・・・「雪舟の専門家」に見せたらしいのだか、うまく結論を躱され「神は」、いゃ「紙は、当時のもの」と逃げられたらしい・・・
うかつなことを言うと、自分の立場が危うくなるわけだ・・・・
ただ・・・
この掛け軸はもともと痛みがひどく、何度も表装をやり直されている。
「虫食い」というより「ねずみ」にかじられたようで、本当の雪舟によって書かれた部分は「半分くらい」しか残っていない。


だから、そのまま表装しただけでは示しがつかず、表装時に周りの「斜線」は書き加えられたように思われる。

で、実際にこの龍図には、「写し」と呼ばれる「模写」がいくつもあるらしく、古い雪舟の画集には、いくつも載っている。
で・・・・
それらの「写し」と「伝・雪舟の龍図」を比較したのが・・・

なのだが、明らかに左端のものが、一番巧い!!
特に「目」が一番活き活きとしているのが今回のもので、「写し」が何種類も存在するということは・・・
間違いなく雪舟は「龍図」を描いたと言えるし、「紙は当時のもの」ということなので、私は間違いなく「雪舟・作」だと信じている。
で、今回、ちょっとそれを「アニメーションGIF」で創ってみた。

くまさん
PS
おまけだが・・・・
私はいくつもの「不思議体験」をしているのだが・・・
こういう、シンクロニシティも経験している・・・・・

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