赤外線撮影・つづき

35ミリのデジカメに、伸ばしレンズを取り付けるアダプターはいろいろあり、その組み合わせで、レンズを直接ボディにねじ込んで、ねじ山をヘリコイド代わりに使って、A4サイズにピントを合わせるのは可能であるが、しかしたとえばF2.8のレンズとF4.0のレンズを比較すると、F2.8は明らかに、レンズの後ろ側が飛び出しているので、直接付けても、カメラのミラーアップ時にぶつかる可能性がある。
そこでF4.0のレンズをわざわざ手に入れた。

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引き伸ばしレンズの後部の凸の違い

ただ、直接取り付けていも、クローズアップで撮るには、ピントが合わない。

そこで次に考えられるのは、接写用のベローズを使うこと。

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ところが、これでは105mm程度のレンズで、かなりのクローズアップの写真しか撮れない。

つまり、50mmでは、ボディとの距離が離れすぎるから、さらに極端なクローズアップしか、ピントが合わない。

そこで、最初はこのベローズの改良をいろいろと思案したのだが、金属部を加工するのは難しいし、このままでは4×5の凹みボードのような機能はつけられない。

さんざん思案した挙句、撮影レンズ用の蛇腹フードを使うことにした。

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セミ判カメラ用の蛇腹フードに、4×5の凹みボードと、35ミリカメラ用のマウントをセットして、完成。

ご覧のとおり、ベローズに比べると、ボディとレンズの距離は、画期的に近づいた。

しかし、カメラにセットしてテスト撮影をすると、やはり50mmの伸ばしレンズでは、ピントの合う位置が限られる。

マクロカラー 50mm F5のコピー F4-50mmF5のコピー
ボディに直付けした場合 F2.8レンズのピントの限界 F4.0レンズのピントの限界

F4.0のレンズは、後部の凸が少ない分、若干広く写せるが、これでは中間のクローズアップが撮れない。

手元に105mmレンズはあるが、それでは複写スタンドの支柱の長さが足りない。

そこで80mmは5.6のレンズを手に入れ、撮影してみた。

マクロカラー 80mmF8のコピー
      50mmレンズ直付け     80mmレンズのピントの限界

これなら使えそう・・・・

(資)文化財復元センター  おおくま 

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②-復元技術
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