彼は日本に来て、京都に住み「禅」や「弓道」などを学ぶのだが、仕事は英語教師を続けていたが、いずれ疑問を感じ「鍼灸」を専門学校で学び始めるが、しかし彼にとっては東洋医学とは基本が「陰陽五行」だという。
しかしその学校ではそれを教えなく、西洋医学を基本としていて、それはおかしいと思い、「師匠」を探し「弟子入り」してそれを学んだという。
彼は、そのとき週3回学校へ行き、3回はその師匠の元に通い、「タダ働き」をしたという。
しかし、師匠はけっして教えることはせず、見て学び、そして盗んだという。
まさに徒弟制度の世界だが、私はこれこそ、技を身に着ける最高の方法だと思うが、実は私自身若いころに知人から「ホテルのレストラン」を紹介され、イヤイヤ面接に行ったことがある。
そのときマネージャは「最初の数年はフロアー」「そして次に洗い場を数年・・・・」「それから初めて包丁を持たす」と言われた。
当時高校を出たばかりで、徒弟制度なんて古臭いと思って行かなかったのだが、時が経ち、写真スタジオをやっていた時に、「人を育てる」事の必要性を感じた。
そのとき初めて、私は自分は経験して無いにもかかわらず「徒弟制度」こそ、人を育てる一番の方法だと気が付いた。
技術者を育てるには、技術を教えればいい・・・
しかし「人」を育てるには、それでは育たない。
教えることは「技術」ではなく「辛抱」だと思う。
辛抱できないものは、何を教えても長続きしないが、辛抱できるものは教えなくても自分で学ぶ。
それが人を育てることだと私は思う。
話を戻して、彼は国家試験をパスして鍼灸院を始めた。
最初は京都だが、いずれ神戸に移る。
これはたぶん子供をアメリカンスクールに通わせるためだったと思う。
そく鍼灸院には口コミで、アメリカンスクールの先生が大勢通ってきたという。
彼らは当時1970~1980年代で、日本人から「ガイジン」として白い目で見られることで「ストレス」を抱えていたという。
彼は治療も大事だが、それは病を治す二次的な手段にすぎず、患者とのコミュニケーションが人を治すことを知ったという。
彼は「鍼より口が大事」だというが、人は「心の持ち方」で病気にもなり、また治りもする。
まさに「病は気から」と実感したというが、これは谷口雅春氏の考え方やニューソートの考え方と一致する。
彼は「人は人を治すことはできない。病気は人に治してもらうものではない。」「自分の意識が病気を作り、病気を治すのだ。」「だからこそ、依存心がある限り、病気は治らない。」と気が付いたらしい。
そして相手に負担をかけずに、いかに治すことができるか?
人に頼らず「清める」
自分のことは自分で「修める」
つまり「修道」が大事だという。
意識と病気の問題、そして意識とは何か?
と、考えて行くと彼は「シャーマニズム」の世界に接近し始めたという。
しかし、彼は言う。
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今流行の「スピリチュアリズム」もニューエイジもみんな、依存心ばかりです。
先生とか導師とか、崇め奉ってその人の言うことは鵜呑みにするだけで、自分では少しも考えていません。
ただ先生といわれる人たちに頼っているだけです。
それはスピリチュアルでもなんでもありません。 幼稚で子供というだけです。
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と、てきびしい・・・・
スコットランドのケルト精神も、日本の武士の精神も「独立個人」のはずだという。
これはHRRY山科氏も動画の中で、日月神示の最後の一厘とは、一人一人が個人で覚醒していくしかないのだという。
人を頼ったり、他人を信じるべきではないということだと思う。
また彼は日本で出会った人の中に、禅の導師も凄いが、「弓道」の師匠も凄かったという。
まだ1970年代には日本にもそんな日本人が居たというが、弓道の師匠は八十八歳だったが、その師匠の弓道への取り組みには大きな感銘を受けたという。
また彼もHRRY山科氏と同様に日本の巨石遺跡に注目しており、縄文時代には日本には高度な文明が有ったはずだという。
彼は現在日本人が学んでいる「古代史」は明治以降に書き換えられ、「廃仏毀釈」で日本人は「分離の精神」を植え付けられたが、実は万物はすべて繋がっていると彼も言う。
八百万の神、森羅万象、日本の信仰の根本にあるのは「アニミズム」だという。
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数ある星や星の配列にまで名前を付けた古代の人々は天体、宇宙にも霊魂が宿ると考えていました。
それらはすべて我々と密接に繋がっているのです。
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そして
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つながりは愛です。本来繋がっている宇宙も、その実態は愛です。
無重力などという科学的なことは関係ありません。「愛」という言葉を疑ってはいけません。
本来の日本人はそれを十分理解して生きてきました。
日本人はスピリチュアル的にですが、世界中のどの国や地域の人たちより特別な国民性を持っていたのです。
スピリチュアル的な次元が違っているのです。
日本人の心の中心あったのは強い太陽意識です。
太陽とつながれば何百倍ものパワーを持つことができるということを知っていたのです。
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(資)文化財復元センター おおくま
コメント
その通り
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