紫外線撮影には、赤外線撮影のように安価なゼラチンフィルター(?)が使えない。
いゃ存在しない。
撮影のためには高価な紫外線透過・可視光カットのフィルターを使うのだが、これが赤外線撮影と違い、ほとんど資料がない。
フィルターの製造会社に問い合わせても「特性」の資料はあるが、それが撮影した時にどう影響するのか?
私は専門家ではないので、さっぱりわからず、問い合わせても相手もその手の資料は無いという。
実はすでに2枚の撮影用のフィルターを持っているが、PowerPhase FXは赤外線域の感度は高いが、紫外線域の感度は極端に低い。
とは言っても、紫外線ライトを自作したりするが、しかし光量的に限度がある。
そこで透過する波長を可視域の400nm付近まで上げようと思い、フィルター製作会社に問い合わせたが、既定の波長のものしかない。
ただ・・・
手元のフィルターは2ミリ厚と3ミリ厚なのだが、これが1ミリ厚のフィルターもあるらしい・・・
資料がないから、貸し出すから自分でテストしてくれと言われ、本日テストしたら、確かに厚みが違うと紫外線の透過率も違うようで、1絞りから2絞り分は画像として明るく写ることが判明。
ただし規制のサイズは50ミリ角なので、75ミリ角は「特注」となる。
注文したが、結構いい値段である。
とにかくPro用のデジタル機器は金が掛かる・・・・
(資)文化財復元センター おおくま
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