昔からカメラマンは結構手先が器用な人が多い。
特にコマーシャルをやる人は、「仕掛け」が結構意味を持ち、そのための道具はほとんど自作される。
私もモノを創ると同時に、作ることも好きで、結構いろんなものを自分で作る。
今回、ネットオークションで以前に手に入れていた、小型カメラ用の撮影スタンドを改造した。
スタンドの支柱の長さは、そのまま被写体全体の撮影できる大きさを意味する。
今回のスタンドは、支柱が短い。
しかしこのスタンドには他のスタンドにない機能が備わっている。
台に広げた平面の被写体を、全面にピントが来るように撮るには、また歪がないように撮るためにも、撮影台とカメラの平行設置は欠かせない。
ところが、軟なスタンドや、大型カメラなどだと、カメラそのものの「自重」が重く、どうしても平面を維持できない。
ところが安価で手に入れたコマ撮影スタンドには、カメラ位置の微調整や、高さの微調整、そしてカメラの平行を調整する機能がついている。
この装置だけでも合わせると1万円は下らない。
それを活かし、手持ちのデジカメでA4サイズを複写するために、支柱の上げ底を行った。
ちょうど手元の端財を組み合わせ、30セントの上げ底を作った。
契約書や領収書の復元にちょうど良い機材となった。
(資)文化財復元センター おおくま
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