彼女の名前は「Chika Nagata」という。
facebookの彼女の書き込みを見れば、どんな考えの娘なのか分かってもらえると思う。
着物で海外旅行をし、「お金の奴隷になっちゃいけないね~」と書き込みをしている。
そう、彼女は若いのに、金では買えないものがあることに気が付いている様子。
関西大学の美術史科を出ているらしい・・・
最近アルバイトをやめ、実家に戻ったが「学芸員」の求人があるとしばしば応募しているという。
私の事は「学芸員就職課」の以前の書き込みで興味を持ち、友達申請してきたらしい。
今回も大阪の文化館の2次試験でこちらに来たところ、「遊びにおいで」の一言に引っかかって、見学に来た。
前回も書いたが、私は少なくても数時間、私の考え方を話して聞かせる。
彼女もずいぶん変わっている性格ゆえ、私の「フッーじゃない考え方」に共感を覚えた様子。
その試験の結果は連休明けに通知されるらしい・・
その間実家に帰るつもりだったが、あくる朝に「連休中にいろいろ教えてほしい」と本人からメッセージが入り、昨日からうちに研修に来ている。
まずはお掃除から
彼女は昨日から着物を着てうちに来ている。
そして、うちのYouTubeの動画と、テレビ取材のビデオを立て続けに見せ、まずは洗脳の第一弾。
そして、いつも応募してきた人には、体験させることなのだが、
左のような傷だらけの古い写真の復元作業である。
写真の修整は割と写真屋でも受け付けていたりする。
つまりフォトショップの「スタンプ」という機能を使い、きれいな部分をコピーして、傷の上に載せて修正する。
しかし、これでは修正ではあっても、「復元」ではない。
つまり、データーを置き換えたのだから、元に戻したことにはならない。
復元とは、傷以外の部分は一切そのままで、傷を消さなければならない。
この写真、実は3000万画素を超えたデーターである。
その最小単位である「1ドット」ずつ、傷だけを本来傷がなかった当時の明るさに修正することで、傷だけを消す。
つまり3000万画素を1画素単位で、データーを動かさずに、明るさだけを変えていく作業である。
私が初めてこの作業をしたとき、朝早くから夜遅くまで作業をしても1週間かかっている。
この作業をさせれば、復元という根気のいる仕事に向いているか否かが、見ていても、そして本人にもすぐにわかる。
女の子は結構こういう作業にはまる。
彼女も絵をかいていたので、嫌いじゃないらしい・・・
この作業をi二度三度と繰り返し、その都度進歩がみられなければ、復元作業の分担は難しい。
さぁ、彼女をこの連休中にどこまで洗脳できるか・・・
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