以前にこのブログで、「風の絨毯」そして「平成プロジェクト」について書いたことがある。
風の絨毯とは、益田祐美子さんがプロデュースした、イランと日本の子供の心の交流を描いた映画で、その中で高山の屋台そして、そこに掛ける「ペルシャ絨毯」が話の重要な位置を占めるのだが、その屋台のオーナーでもあり、またその益田さんの率いる「平成プロジェクト」 の作った「平成職人の挑戦」と言う映画の中心は、その屋台の製作に携わった職人の話の様だが、その同じ屋台のオーナーであり、文化事業のために何億円もの私財を提供された「中田金太」氏が6/1に死去されたと平成プロジェクトのホームページで知りました。76歳との事です。
わたくしも文化財に関わる仕事をしていますが、本来行政がもっと力を入れるべきなのに、常に「予算が・・・」と口にされる。
そんななか、昔は「旦那衆」と言って、豪商などが文化活動のパトロンとなっていた、良き時代が有ったようだが、最近はバブルの崩壊以後、企業でも、営利と無関係に文化活動に資金を提供するヒトが少なくなった。
そんななか、中田氏は見返りを期待せずに、私財を提供された、数少ない「旦那」として、わたくしもぜひ一度お会いしたいと願っていたのだが、それもかなわぬこととなった。
ただ、最近は「企業責任」として、「社会貢献活動」に資金の提供をされる企業も増えたことも事実であり、「文化」を後世に伝える事業にも、支援をお願いしたいと思っています。
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ur gay